【花だより】2021年6月25日現在 大賀ハスほか蓮の花とアナベルほかあじさい開花状況 郷土の森公園・郷土の森博物館 アクセスと駐車場 東京都府中市

 季節の花の開花状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、様々な蓮の花を楽しむことができます郷土の森公園と紫陽花の咲き誇る郷土の森博物館を2021年6月25日に撮影しました開花状況をお届けいたします。

 

府中市郷土の森公園 修景池 蓮の花の開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/60sec 63mm

 府中市郷土の森公園の修景池では、約30種類の蓮の花が育てられており、6月中旬頃から8月上旬にかけて蓮の花を楽しむことができる公園となっております。

 古代蓮として有名な大賀ハスも育てられておりますが、大賀ハスの名前の由来となりましたハスの研究者、大賀一郎博士が生前、府中市内に20年ほど住んでおり、千葉県の地層で発見した二千年前の古代蓮(大賀ハス)の種子を府中市内の自宅で発芽させた地域でもあり、大賀ハスのふるさとと言っても過言ではない地域になろうかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/60sec 36mm

 「知里の曙」。

 修景池の東屋(涼亭)傍の知里の曙は6月25日現在、ほぼ見頃を迎えております。

 しかしながら、様々な品種の蓮が育てられております修景池では、全体的な見頃にはもう少しかかりそうな雰囲気となっております。

 知里の曙は、アジア系とアメリカ系の蓮を交配し20年ほど前に作出された品種となりますが、見た目が大賀ハスにも似ており筆者には違いがよくわかっておりません。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/30sec 125mm

 知里の曙に寄り添うように白い大輪の「舞妃蓮」も咲いております。

 6月25日現在、郷土の森公園の修景池の蓮の花は、全体としましての見頃はまだとなりますが、一部では既に見頃を迎えている状況となります。尚、蓮の花につきましては、早朝より開花して午後には花が閉じてしまう性質がございますので、蓮の花を観賞する際は午前中のなるべく早い時間帯に訪れます事をお勧めいたします。

 

府中市郷土の森博物館 アナベルほかあじさい開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/25sec 18mm

 アナベルの小径。

 見頃を迎え咲き誇る白いアナベルが続きます。

 修景池のございます郷土の森公園から道路を挟んで向かい側に位置しております府中市郷土の森博物館。

 こちらのエリアは入場料が必要となりますが、博物館を中心にして、その他かつて府中市内にあった江戸時代から昭和初期にかけての建築を移築復元している8棟もあり、レトロな雰囲気の中、広い園内をのんびりと散策する事ができるようになっております。

 園内は、梅や紫陽花の花がたくさん植えられており、緑豊かな空間を形成しております。

 郷土の森博物館では、2021年6月1日(火曜日)より7月4日(日曜日)まで「郷土の森あじさいまつり」を開催中となっており、園内には約1万株の紫陽花が植栽されております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/25sec 36mm

 紫陽花と旧島田屋住宅。

 レトロな雰囲気の独特の世界観があり、建物に寄り添うように咲いている紫陽花が彩を与えてくれております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/50sec 73mm

 紫陽花の咲く旧府中町役場庁舎。

 大正10年建築の洋風建築の建物で、タイムスリップしたかのような写真も撮影することができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/15sec 41mm

 旧府中町役場庁舎の裏手を進んでゆきますと、紫陽花に囲まれた階段があり、人気の撮影スポットとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/20sec 41mm

 旧三岡家長屋門。

 江戸時代後期の茅葺き屋根の建物で雰囲気のある写真を撮影することができるようになっております。この他にも茅葺き屋根の建物はいくつかあり、園内には人気の撮影スポットが点在しております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/30sec 18mm

 アナベルの丘。

 入場門から入場し、すぐの博物館近くのアナベルの小径の他に、水遊びの池近くのアナベルの丘にもアナベルが咲いており、見頃を迎えております。

 府中市郷土の森博物館の紫陽花の6月25日現在の開花状況としましては、遅咲きのアナベルにつきましては、見頃、それ以外の紫陽花につきましては、ほぼ見頃終わりかけ、という状況となっております。

 郷土の森博物館エリアにつきましては、開門時間が9時から17時までとなっており、入場料が300円となっております(プラネタリウム観覧料は別途600円)。

 また月曜日と年末年始が休館日となっておりますのでご注意の程お願い申し上げます(月曜日が祝日の場合は翌日休館)。

 

郷土の森公園 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/20sec 73mm

 郷土の森公園・博物館へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR南武線分倍河原駅より郷土の森総合体育館行きバスにて約6分、「郷土の森正門前」バス停下車、すぐとなっております。

 もしくは、分倍河原駅から徒歩20分ほどとなっております。

 東京都府中市是政6-32付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道国立府中インターより約6.6㎞、車で15分ほどとなっております。

 無料の駐車場が何ヵ所か設置されておりますが、博物館エリアと修景池エリアの両方を楽しみたい場合には、観光物産館隣りの臨時駐車場が便利かと思われます(臨時駐車場という名前になっておりますが、常設だと思われます)。

 今回のカタスミ日記は、大賀ハスをはじめ様々な蓮の花を楽しむことができます郷土の森公園と、園内に1万株の紫陽花が咲き誇ります郷土の森博物館の6月25日現在の開花状況を撮影したものをお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2021.06.27記