【花だより】2023年4月3日現在 狩宿の下馬桜の開花状況 「狩宿さくらまつり」源頼朝ゆかりの駒止めの桜 アクセスと駐車場 静岡県富士宮市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年4月3日に撮影いたしました狩宿の下馬桜の開花状況をお届けいたします。
「狩宿さくらまつり」源頼朝ゆかりの狩宿の下馬桜 開花状況
静岡県富士宮市に位置しております狩宿の下馬桜は、日本最古級のヤマザクラとなり、国の天然記念物にも指定されております枝張り約14mの巨木となっております。
樹齢800年を超えると言われております堂々たる佇まいで、富士山を背景に咲き、「三春滝桜(福島県)」、「山高神代桜(山梨県)」、「根尾谷淡墨桜(岐阜県)」、「 石戸蒲ザクラ(埼玉県)」と並び日本五大桜のひとつにも数えられております名木となっております。
源頼朝が富士の巻狩りの際に本陣がおかれました狩宿の本陣門前の一本桜でございますが、頼朝が馬をつなぎとめたことから、「駒止めの桜」とも呼ばれ親しまれております。
狩宿の下馬桜の見頃の時期としましては、例年4月上旬から中旬頃が見頃の時期となり、見頃の時期に合わせまして桜まつりも開催される予定となっております。
2023年の「狩宿さくらまつり」の開催期間としましては、4月8日(土曜日)から4月9日(日曜日)までの開催となっており、お茶席や舞台公演、地元特産品の販売なども行われる予定となっております。
今回のカタスミ日記は、2023年4月3日に狩宿の下馬桜を訪れてみましたので、写真を交えながら、桜の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
結論から先に申し上げておきますと、2023年4月3日現在の狩宿の下馬桜の開花状況としましては、満開の開花状況となっており、見頃のピークかと思われます状況となっております。
特に初めて訪れます方は、既に葉が出てしまっておりますので、見頃過ぎと勘違いし、「ちょっと遅かったね」という声もちらほらと聞こえてきたりもいたしますが、狩宿の下馬桜は、ソメイヨシノではなく、ヤマザクラでございますので、花が散ってから葉が出始めるのではなく、開花とほぼ同時期に葉も出てまいります桜となっております。
狩宿の下馬桜は、「赤芽白花山桜」と言われ、真っ白い花と赤い芽(葉っぱ)が特徴で、野趣あふれる豪快な咲きっぷりの桜となっております。
狩宿の下馬桜は、一本桜ではございますが、足元に黄色い菜の花が植えられておりましたり、すぐ近くにも様々な桜が植えられておりますので、凛とした佇まいの一本桜とは少々趣が異なるところとなっておりますが、良く晴れた日には富士山も望むことができますので、青空の日に訪れたいところかと思われます。
狩宿の下馬桜のすぐ西側には茅葺き屋根の立派な建物「井出家高麗門及び長屋」がございます。
井出家の建物を背景に下馬桜を撮影。
お花見を楽しむ方で大変賑わっておりましたが、人が桜と菜の花に隠れるようなアングルを探し撮影。
狩宿の下馬桜は、見る角度によりまして随分と印象が異なる形の枝張りとなっておりますので、様々なアングルからお花見を楽しみたいところかと思われます。
2023年4月3日現在の狩宿の下馬桜の開花状況としましては、満開の開花状況となっており、見頃のピークではないかと思われます状況となっております。
狩宿の下馬桜 アクセスと駐車場
狩宿の下馬桜へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR身延線富士宮駅より白糸滝行きバスにて約25分、「狩宿下馬桜入口」バス停下車、徒歩10分ほどとなっております。
静岡県富士宮市狩宿98-1付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、新東名新富士インターより約16㎞、車で30分ほどとなっております。
40台ほど停められます無料の駐車場が設置されますが、見頃の時期の週末などは混雑が予想されますので、シャトルバスのご利用など、ご検討の程お願い申し上げます。
無料シャトルバスの運行につきましては、2023年4月8日(土曜日)・9日(日曜日)、大石寺時計台駐車場から下馬桜まで、9時30分より14時30分まで20分ごとの運行予定となっております。
また、幹線道路より少し入った場所となりますので、周辺道路が若干狭くなっております区間もございますので、運転にも充分ご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2023年4月3日現在の狩宿の下馬桜の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2023.04.04記