【花だより】2024年1月29日現在 スイセンの開花状況 城ケ島公園・水仙ロードの八重水仙 アクセスと駐車場 神奈川県三浦市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2024年1月29日に撮影いたしました城ヶ島の八重水仙の開花状況をお届けいたします。
城ケ島公園・水仙ロード 八重水仙の開花状況
神奈川県三浦市に位置しております城ヶ島は、神奈川県内で最大の自然島と言われ、島内には約14.6haにも及びます広大な公園「城ケ島公園」が整備され、ピクニックや磯歩き、富士山を望む眺望など楽しむことができる自然豊かな公園となっております。
園内では、海風にさらされた幹が斜めに育ったクロマツが印象的な風景を奏でておりますが、夏にはアジサイ、秋のハチジョウススキ、冬には八重水仙など季節の花木も楽しむことができる公園となっております。
因みに三浦市のお隣、横須賀市の野比海岸も「水仙ロード」と呼ばれ親しまれておりますが、野比海岸は日本水仙が中心となり、城ヶ島は八重水仙となっておりますので、若干花の雰囲気が異なるものとなっております。
「かながわの花の名所100選」にも選出されております城ケ島公園の八重水仙でございますが、もともと城ヶ島島内では八重水仙が自生していたと言われておりますが、園内では約30万株の八重水仙を植栽し、そのほか公園から城ヶ島灯台付近まで続いておりますハイキングコース沿いにも約30万株が植えられ、「水仙ロード」と呼ばれ親しまれております。
城ケ島公園、並びに水仙ロードの八重水仙の見頃の時期としましては、例年1月中旬から2月上旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期に合わせまして「水仙まつり」も開催されております。
2024年の「城ケ島公園水仙まつり」の開催期間としましては、1月20日(土曜日)から2月4日(日曜日)までの開催期間となっており、まつり期間中には週末を中心にキッチンカーの出店や地元産野菜の販売、和太鼓演奏、ソーラン三崎演舞などのイベントも実施される予定となっております。
今回のカタスミ日記は、2024年1月29日に城ヶ島を訪れてみましたので八重水仙の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
城ヶ島島内には6か所の公共駐車場が設置されておりますが、城ケ島公園で水仙が植えられております場所は、公園第1駐車場の周りと第2展望台までの通路沿いとなっております。
写真は第1駐車場で車を駐車してすぐの場所となっております。
先程の写真の場所から駐車場を挟みまして反対側には、ベンチなども設置されておりますので、水仙の香りに包まれながらのんびりとした時間を過ごすことができるようになっております。
こちらは第2展望台に続きますクロマツ林の中の散策路沿いの八重水仙。
日当たりの良い場所と悪い場所で開花状況に開きがございますものの、ほぼ見頃の開花状況になろうかと思われます。
こちらは第1展望台から望む安房崎灯台。
青い海と青い空を背景に真っ白い灯台が印象的な風景となっております。
また、灯台とは反対方向には富士山も望むことができるようになっておりますので、良く晴れたお天気の日に訪れたいところかと思われます。
公園から城ヶ島灯台付近まで丘の上を通っております舗装されたハイキングコース沿いにも八重水仙が植えられておりますが、ハイキングコースの両脇を背丈の高い藪が覆っておりますので、日当たりが悪く株数の割には花数が少なく、日当たりの良い場所しか花を咲かせていない印象の開花状況となっております。
写真は、ウミウ展望台付近にて。
ハイキングコース「水仙ロード」としましては、舗装路のコースのことを言われるものと思われますが、舗装路のコースの一本隣りに未舗装の農道のようなコースもございまして、そちらの道沿いにも八重水仙がたくさん植えられております。
しかしながらこちらのコースも同様で、両側が背丈の高い藪に覆われておりますことから、日が当たる場所は限られており、株数の割りには花数が少なく、日当たりの良い場所のみ花が咲いている状況となっております。
話が前後してしまいますが、こちらがウミウ展望台からウミウの飛来地を撮影したものとなります。
かなりの距離がございまして、望遠が足りなく、かろうじて鳥が居るのが分かる程度となってしまっておりますので、ウミウが目的でございましたら400mから600m程度の望遠は欲しい所かと思われます。
因みにウミウは、神奈川県指定天然記念物で、越冬のため11月から4月頃に約2千羽が城ヶ島に飛来すると言われております。
水仙の花を楽しみながら城ヶ崎灯台までやってまいりましたので、折り返し今度は海岸沿いを歩き、公園まで戻りたいと思います。
長津呂崎では、波にえぐられた独特の岩場越しに富士山も望むことができるようになっております。
更に公園方向に向かって磯歩きをしてまいりますと、馬の背洞門が見えてまいります。
ぽっかりと穴が開いた岩は人気の記念撮影スポットとなっており、城ヶ島を訪れましたら必見の景勝地になろうかと思われます。
島内を随分と散策してしまいましたが、水仙が目的で歩くことが苦手な方は、城ケ島公園第1駐車場から第2展望台まで、季節を感じながら散策を楽しみたい方は園内と水仙ロードを通って城ヶ島灯台まで散策を楽しんでみるのがお勧めになろうかと思われます。
2024年1月29日現在の城ケ島公園、水仙ロードの八重水仙の開花状況としましては、日当たりの良し悪しにより開花状況に差がございまして、早いものは花が痛み始めてきております一方で蕾も残っており、全体としましては7分咲き程度の開花状況でしょうか、ほぼ見頃の状況かと思われます。
城ケ島公園アクセスと駐車場
城ケ島公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、京浜急行久里浜線三崎口駅より城ヶ島行き京浜急行バスにて約30分、「白秋碑前」バス停下車、徒歩数分となっております。
神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
自家用車にてのアクセスにつきましては、横浜横須賀道路佐原インターより約17㎞、車で35分ほどとなっております。
島内には6か所の公共駐車場が設置され、ワンデーパス料金が450円となり、6箇所の公共駐車場が一日入出庫可能となりますが、水仙エリアに最も近い駐車場は城ケ島公園第1駐車場となっております。
尚、公園第1駐車場の開門時間は8時より17時まで(夏季は19時まで)となっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2024年1月29日現在の城ケ島公園、水仙ロードの八重水仙の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
富士山眺望スポットもございますので、良く晴れたお天気の日に訪れたいところかと思われます。
2024.01.30記