府中市郷土の森博物館「ロウバイの小径」の蝋梅 2025年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 東京都府中市
都内有数のロウバイの名所「府中市郷土の森博物館」。冬晴れの青空を背景に黄色いロウバイの花が咲き競います。今回のカタスミ日記は、府中市郷土の森博物館のロウバイの咲く風景をご紹介いたします。
府中市郷土の森博物館ってどんなところ?
東京都府中市に位置しております府中市郷土の森博物館(公園)は、府中の歴史と文化を学ぶことができます博物館を中心にしまして、プラネタリウムや市内の江戸時代から昭和初期までの歴史的建造物も見学することができる公園となっております。
博物館を中心としております公園でございますが、四季折々の花木を楽しむことができ、早春の梅園は有名なところかと思われます。
これは1969年(昭和44年)に市制15周年を迎え「府中市の花」に梅の花が選定されたことに由来するものとなっております。
また初夏の季節には約1万株の紫陽花を楽しむことができますほか、秋を迎えますと40万株とも言われております彼岸花が梅の木の下に一面に咲き誇る花の名所となっております。
府中市郷土の森博物館 ロウバイの見頃時期
ロウバイは、江戸時代始めに日本に伝えられた中国原産の落葉低木で、蝋細工のような半透明の花弁で、独特の爽やかな甘い香りを持つ花を咲かせます。
関東近辺では、神奈川県松田町の寄(やどりき)、埼玉県長瀞町の宝登山、群馬県安中市のろうばいの郷などがロウバイスポットとしまして有名なところとなっておりますが、東京都内では、府中市郷土の森博物館や町田市忠生公園などでもロウバイの花を楽しむことができるようになっております。
府中市郷土の森博物館では、2004年(平成16年)度に、近隣のサントリー武蔵野ビール工場さんより31本のロウバイが寄贈されたことをきっかけに、順次株を増やし、現在では約100本のロウバイを楽しむことができるようになっております。
ロウバイの植えられております場所につきましては、入口から一番奥の多摩川寄りの南側エリアとなり、約180mの「ロウバイの小径」と名付けられたエリアで楽しむことができるようになっております。
府中市郷土の森博物館のロウバイの見頃の時期としましては、例年1月上旬から1月下旬頃が見頃の時期となっており、和蝋梅、素心蝋梅、満月蝋梅の3種類のロウバイの花を楽しむことができるようになっております。
また、同時期の良く冷え込んだ朝には園内の田んぼの周辺などで見られます「シモバシラ」という植物が茎から吸い上げた水が凍り、茎の根元に霜柱が立つ「氷の花」も咲かせ、冬の風物詩となっております。
尚、府中市郷土の森博物館のロウバイの開花状況につきましては、府中市郷土の森博物館HP内の「季節の花ごよみ」のコーナーにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
府中市郷土の森博物館(公園)アクセスと駐車場
府中市郷土の森博物館(公園)へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR南武線分倍河原駅より郷土の森総合体育館行きバスにて約6分、「郷土の森正門前」バス停下車、すぐとなっております。
もしくは、分倍河原駅から徒歩20分ほどとなっております。
東京都府中市是政6-32付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道国立府中インターより約6.6㎞、車で15分ほどとなっております。
無料の駐車場が何ヵ所か設置されておりますので、目的に合わせまして使い分けていただいた方が宜しいかと思われます。
郷土の森博物館エリアにつきましては、開門時間が9時から17時までとなっており、入場料が300円となっております(プラネタリウム観覧料は別途600円)。
また月曜日と年末年始が休館日となっておりますのでご注意の程お願い申し上げます(月曜日が祝日の場合は翌日休館)。
終わりに
今回のカタスミ日記は、府中市郷土の森博物館のロウバイの咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
花の少ない時期に咲く貴重な花で、独特の甘い香りに包まれながら散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2024.09.13記