新緑の美しいパワースポット大雄山最乗寺 参道のあじさい開花状況とアクセス 神奈川県南足柄市
関東近辺の平野部ではそろそろ紫陽花の見頃も終盤かと思われますので、先日は少し標高のある紫陽花スポットを訪れてみました。開創600年とも言われる曹洞宗のお寺さんの大雄山最乗寺。神奈川県下有数のパワースポットとしても有名で、霊気感じる山に広がる境内を参拝散策させていただきました。
霧と緑の霊気を感じる大雄山最乗寺

天狗にまつわるパワースポットとしても有名な大雄山最乗寺。昨年の紅葉の時期に参拝させていただいてから、2回目となる訪問です。
今回の参拝の目的は、商売繁盛祈願などのお参りもあるのですが、この時期ですので参道の紫陽花も観てみたいと思い訪れました。
結論から言いますと、あまりに圧倒されるパワーを肌で感じて感動してしまい、思いのほか時間がかかってしまい、目的の紫陽花まで充分に辿り着けなかったという、少々残念ですが、残念でもなかったひとときを過ごさせていただきました。
大雄山の参拝者用無料駐車場に車を停めて、参道の石段をゆっくりと登ってゆきます。

本堂に向かう最後の石段のところで、もみじの青葉が美しく石段に降りかかります。
新緑というには少々遅い時期かもしれませんが、まだまだ青もみじの緑が美しい時期です。
よく晴れた日の、新緑のギラギラとした眩しい感じも感動的な美しさがありますが、雨の日の青葉は、緑の色乗りが良く、これはこれで美しい。実は雨の日の緑も大好きな人間であったりもします。

大雄山最乗寺は、曹洞宗のお寺さんで600年ほど前に開創した了慧明禅師の弟子道了尊者が禅師の亡くなった翌日に天狗に変身してお寺の守護神となったとの逸話も残る天狗パワースポットともなっております。
大雄山最乗寺には、本堂、清心の滝、結界門、御真殿、奥の院、三面殿、慧春尼堂(えしゅんにどう)、坐禅石などパワースポットと言われる場所が数多くあり、最もパワーが強いのは御真殿とも言われております。
ただ、自分は、結界門に並々ならぬパワーを感じてしまいます。前回、紅葉の時期に参拝しました時にも何かしら感じることはありましたが、今回改めて参拝しまして、結界門のパワーに鳥肌がたってしまいました。
感じるポイントポイントは人によって異なるものなのでしょうが、今回は小雨降る中、時折霧が立ち込めるような状況ではありましたが、その様な状況だからこそ余計に感じる部分があったのかもしれません。

また天狗に因みまして、境内には様々な高下駄が奉納されていまして、大きなものは背丈よりも大きな迫力の下駄も奉納されております。
今回は、天候に不安がありましたので、山を登ってゆく奥の院には参拝せずに、参道を下って、紫陽花の観賞に向かいたいと思います。

大雄山参道「天狗の小径」のあじさい開花状況ほか

大雄山には、仁王門より3kmほどの参道に沿って約10,000株の紫陽花が6月中旬から7月中旬にかけて彩を与えてくれます。
その3kmほどの参道は「天狗の小径」と呼ばれ、立派な杉の山間を縫うように続いています。
「天狗の小径」には、車道と歩行者用のハイキング道とがあり、紫陽花は車道側に沿って植えられています。ゆっくり散策しながら紫陽花を観賞したいと思っていたのですが、ハイキング道からは、車道を覗き込むような感じで観賞することになり、あまり近くでゆっくり観賞できる雰囲気ではなさそうでした。
車道につきましても、路肩の狭い曲がりくねった道ですので、車を停める場所もなく、車窓から紫陽花を楽しむ感じとなります。
本当でしたら、仁王門まで散策する予定でしたが、境内の緑に感動し、予想以上に撮影に時間をかけてしまいましたので、今回は仁王門まで散策することは諦め、三門から道了尊バス停付近までの散策となってしまいました。

仁王門付近の比較的標高の低いエリアは見頃の紫陽花も多くなってきている雰囲気ではありましたが、境内に違い比較的標高の高いエリアにつきましては、見頃はまだまだこれからという雰囲気でした。
しかしながら、境内から三門、その先の道了尊バス停までの参道も、緑が美しく、俗世離れした空気感が修験場としての大雄山の性格を物語っているかの様で、美しさと共にパワーを秘めた景色に囲まれます。

小雨の降る生憎のお天気でしたので、参拝のために参道を歩いているひとも少なく、ただただ張り詰めた静かな空気感だけが印象的な空間となっておりました。

大雄山最乗寺 アクセスと駐車場

大雄山最乗寺へは、東名高速大井松田インターもしくは小田原厚木道路小田原西インターより車で30分ほどとなります。
無料の参拝者用大駐車場も完備しておりますので、自家用車にてのアクセスが容易かと思われます。
神奈川県南足柄市大雄町1157付近
公共交通機関では、大雄山線大雄山駅よりバスにて10分ほど「道了尊」バス停下車、参道を徒歩にて10分ほどとなります。

終わりに
今回は、参拝と紫陽花観賞を主な目的で大雄山を訪れた訳でしたが、思いのほか緑が美しく、秘められたパワーを肌に感じる世界観を堪能させていただきました。
2020.06.25に撮影したもので、記載の内容につきましては撮影当時の情報となりますので、ご理解の程お願い申し上げます。詳しい情報につきましては関連施設のHPなどをご確認ください。
使用機材 : SIGMA dp1、SIGMA dp2