【花だより】2022年1月26日現在 あたみ桜の開花状況 「あたみ桜糸川桜まつり」 日本で最も早咲きの桜 糸川遊歩道のあたみ桜 アクセスと駐車場 静岡県熱海市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、日本一の早咲きの桜と言われますあたみ桜の咲く熱海市糸川周辺を2022年1月26日に撮影しました開花状況をお届けいたします。
「あたみ桜糸川桜まつり」 あたみ桜の開花状況
寒さの厳しい季節となってまいりましたが、伊豆半島では土肥桜とともに「日本一の早咲きの桜」と言われております「あたみ桜」の開花が始まっております。
あたみ桜は、明治4年頃にイタリア人によってもたらされた寒桜の一種となり、寒緋桜とヤマザクラの交配と言われ、早咲きの桜としまして有名な河津桜よりも2週間ほど早く見頃を迎える桜となっております。
同時期に咲く伊豆半島の西部を中心に見られます土肥桜は、濃いピンクの可愛らしい花となっておりますが、あたみ桜は淡い色合いの桜となり、ひとつの枝に早期と後期に開花する芽の2種類が形成されますので、比較的開花期間が長い桜となっております。
あたみ桜は、早いものでは12月中に開花が始まり、見頃の時期としましては、例年1月中旬頃から2月上旬にかけてが見頃の時期となっております。
あたみ桜の見頃の時期に合わせまして、「あたみ桜糸川桜まつり」が開催され、2022年につきましては1月8日(土曜日)より2月6日(日曜日)までが開催期間となっております。
例年桜まつりでは、大道芸やバンド演奏などの各種イベントやライトアップ(16時30分~23時)なども行われております。
あたみ桜のお花見スポットとしましては、例年熱海梅園前の市道が一番早く見頃を迎えておりますが、57本のあたみ桜が植えられておりますお花見の中心となる糸川遊歩道沿いでは、1月26日現在、まもなく見頃になろうかという開花状況となっております。
糸川遊歩道沿いでは、ほぼすべての木で開花はしておりますが、まだまだ蕾も多く、開花状況としましては、6分か7分咲き程度の開花状況になろかと思われ、淡いピンクの色合いではなく全体的に赤い色合いが目立っている状況となっております。
そうは申しましても、既に満開を迎えております木も若干は見受けられ、ボリューミーに花を咲かせ、寒空に一足早い春が訪れておりました。
糸川遊歩道のあたみ桜では、メジロがたくさん見受けられ、桜とメジロのショットも楽しむことができるようになっております。
糸川遊歩道から場所を移し、親水公園やデッキのある海岸沿いに向かいます。
漁民の一揆に同情し漁民の生活を守ろうとした網元の釜鳴屋平七夫婦の像の両脇を固めるかのようにあたみ桜が植えられております。
別のアングルでもう一枚。
釜鳴屋平七夫婦の像傍のあたみ桜の開花状況につきましては、まだ見頃前、3分咲き程度の開花状況となっております。
親水公園に植えられておりますあたみ桜につきましても、まだまだ見頃にはほど遠い状況となっております。
あたみ桜の穴場お花見スポットとなります渚小公園の開花状況につきましても、開花の進み具合が遅く、公園全体としましては、2分か3分咲き程度の開花状況となっております。
なるべく花の咲いております桜の木を選んで写真を撮っておりますので、かなり咲いてきている印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、まだまだこれからが本番と言ったところになろうかと思われます。
1月26日現在のあたみ桜の開花状況としましては、全体としましては5分咲き程度の開花状況でしょうか、エリアによって開花状況にかなり差がございますので、お花見のタイミングの判断が難しいところとなろうかと思われますが、お花見の中心となります糸川遊歩道沿いの並木につきましては、6分か7分咲き程度の開花状況、親水公園や釜鳴屋平七夫婦の像付近、湊小公園では、2分か3分咲き程度で見頃前の開花状況となっております。
「あたみ桜糸川桜まつり」 あたみ桜 アクセスと駐車場
あたみ桜並木のございます糸川遊歩道へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線熱海駅より徒歩20分ほど、もしくは駅より熱海港方面行きバスにて10分ほど、「銀座」バス停または「親水公園」バス停下車となっております。
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより車で40分ほどとなっておりますが、桜まつり会場には専用の駐車場は設置されておらず、親水公園の駐車場など周辺の有料駐車場を利用する事となりますのでご注意の程お願い申し上げます。
糸川遊歩道 静岡県熱海市中央町11-2付近
親水公園 静岡県熱海市渚町10付近
渚小公園 静岡県熱海市渚町26-11付近
今回のカタスミ日記は「日本で最も早咲きの桜」と言われますあたみ桜の2022年1月26日現在の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.01.28記