名勝吾妻峡(吾妻渓谷)の紅葉 色づく秋の風景 2023年見頃時期と色づき状況、アクセスと駐車場 群馬県東吾妻町

 すっかり朝晩も涼しくなり、季節の移り変わりを感じずにはいられない気候となってまいりましたが、そろそろ紅葉狩りへの期待も高まってくる時期かと思われます。火山から流れ出た溶岩を長い年月をかけて浸食して生まれました吾妻峡(吾妻渓谷)。その吾妻峡は、紅葉の時期になりますとカエデやクヌギの色づきが美しい秋の装いとなります。今回のカタスミ日記は、群馬県の吾妻峡の紅葉の風景をご紹介いたします。

 

吾妻渓谷(吾妻峡)ってどんなところ?

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 何かと話題の八ッ場ダム、その八ッ場ダムからほど近いエリアに紅葉の美しい吾妻峡は位置しております。

 よく吾妻峡の説明書きで、雁ガ沢橋から八ッ場大橋までの3.5㎞ほどの区間と説明されることも多くなっておりますが、地元の方でないとなかなかピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

 ロケーション的な事を大まかにお話しいたしますと、吾妻峡は、八ッ場ダムの下流から道の駅あがつま峡の周辺エリアが中心となっております。

 吾妻峡は、関東の耶馬渓とも称される名勝となっておりますが、火山の噴火による溶岩が長い年月をかけて浸食された渓谷で、見どころとしましては、朱塗りの鹿飛橋や八丁暗がりなどが有名なところとなっておりますほか、「吾妻峡十勝」と名づけられております見どころなどもございます。

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名勝吾妻峡の紅葉の見頃時期

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 吾妻峡では渓谷沿いにハイキングコースなども整備されており、散策を楽しむ形の紅葉狩りとなっております。

 基本的には、周りが山に囲まれておりますエリアでございますので、山の色づきも楽しむことができますが、渓谷に覆いかぶさるかのようにカエデやクヌギが色づき、美しい紅葉を楽しむことができるようになっております。

 ただ、溶岩が浸食された渓谷の周りに色づいておりますので、視界が開けている場所は限られたものとなり、開放的な空間での絶景という雰囲気とは少々趣を異にするところかと思われます。自然の中を散策して、身近に木漏れ日や木々の色づきを楽しみたい方には、お勧めの紅葉スポットになろうかと思われます。

 吾妻渓谷の紅葉の見頃の時期としましては、その年の気候にも左右されますが、例年10月下旬から11月上旬頃が見頃の時期となっております。

 尚、吾妻峡の紅葉の色づき見頃状況につきましては、公式に発信されているものが見当たらず、SNS等の投稿を参考にするしかない現状になろうかと思われます。

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吾妻渓谷(吾妻峡) アクセスと駐車場、臨時シャトルバス

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 吾妻峡へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR吾妻線岩島駅より東吾妻町コミュニティバス「天狗の湯循環線(左回り)」にて数分、「上組(東吾妻町松谷)」バス停下車となっております。

 自家用車にてのアクセスにつきましては、関越道渋川伊香保インターより約35㎞、車で1時間ほどとなっており、近くに無料の観光用駐車場が設置されております。しかしながら、駐車可能台数が少ない駐車場となっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。

 十二沢パーキング(27台)

   群馬県吾妻郡東吾妻町大字三島6677-1付近

 渓谷パーキング(14台)

   群馬県吾妻郡東吾妻町大字松谷3859-1付近

 道の駅あがつま峡(80台)

   群馬県吾妻郡東吾妻町大字三島6441付近

 また、紅葉シーズンにつきましては、JR吾妻線岩島駅から吾妻峡八ッ場広場までの区間で有料シャトルバスが運行される予定となっております。

 2023年の有料シャトルバスの運行期間としましては、10月21日(土曜日)から11月12日(日曜日)、11月18日(土曜日)・19日(日曜日)・23日(木祝日)となっており、乗車1回につき200円の運賃となっております(現金のみ)。

 また、1日乗車券につきましては500円(現金のみ)となっております。

 シャトルバスバス停につきましては、JR岩島駅、エントランスパーク、道の駅あがつま峡、十二沢パーキング、横谷パーキング、鹿飛橋、紅葉台、吾妻峡八ッ場広場となっており、主要な見どころや駐車場近辺も網羅されておりますので、目的に応じまして利用のご検討もお願い申し上げます。

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終わりに

 今回のカタスミ日記は、吾妻峡の色づく秋の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 身近に自然の中を歩くのが好きな方で、木々の色づきを感じながら散策を楽しみたい方にはお勧めのスポットかと思われます。

2023.10.19記