日本三大桜「山高神代桜」2千年の時を超えて 2025年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 山梨県北杜市
福島県三春町の「三春の滝桜」、岐阜県本巣市の「淡墨桜」と並び日本三大桜のひとつにも数えられております山梨県北杜市の「山高神代桜」。樹齢2,000年とも言われます日本最古のエドヒガンザクラで、威風堂々とした佇まいで毎年春を迎えますと立派に花を咲かせてくれます。今回は、実相寺の境内に咲き誇る山高神代桜の風景をご紹介いたします。
日本最古のエドヒガンザクラの巨木 山高神代桜の咲く風景
山高神代桜ってどんな桜?
山梨県北杜市の「山高神代桜」は、福島県三春町の「三春の滝桜」、岐阜県本巣市の「淡墨桜」と並び日本三大桜のひとつに数えられております。
樹齢が2,000年とも言われます日本最古のエドヒガンザクラの巨木の「神代桜」は、山梨県北杜市の実相寺の境内の中にございます。
山高神代桜は、ヤマトタケルノミコトが東征の際に植えたと伝えられる伝説が残っており、2,000年の時を超えて、現在でも春には花を咲かせてくれております。
山高神代桜は、高さが10.3m、幹回り11.8mの巨木で、老木となってしまいました現在では、最盛期の頃の枝ぶりや勢いは衰えてはきておりますが、歴史を感じる孤高の名木の雰囲気を醸し出しております。
大正11年には、国の天然記念物の第1号としましても指定されております。
神代桜のほかにも見どころがたくさんの実相寺
山高神代桜の植えられております実相寺は、永和元年(1375年)に創建されました日蓮宗の寺院となります。
実相寺の境内には、神代桜の他にもしだれ桜や、30本ほどのソメイヨシノなどの桜も植えられており、お花見の時期になりますと多くの人で賑わう寺院となっております。
そのほか実相寺には、2008年に宇宙に行き、約8ヵ月間を無重力空間で過ごした種から発芽した「宇宙ザクラ」と名付けられた桜も大きな見どころとなっております。
また、桜が見頃の時期に合わせまして、実相寺の境内では、約8万株のラッパ水仙が足元を彩り、残雪の残る南アルプスの山々を背景に、美しい春の風景を奏でてくれます。
神代桜の見頃時期と桜まつり
山高神代桜の見頃の時期としましては、例年3月下旬から4中旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期に合わせまして、桜まつりも開催され、地元農産物や特産品の販売などが行われる予定となっております。
2025年の「神代桜まつり」につきましては、現時点ではまだ詳細日程が発表されておりませんが、2024年が3月28日(木曜日)より開花期間中の開催となっておりましたので、2025年につきましても同時期の開催が予想されます。
尚、神代桜の開花状況につきましては、実相寺公式HP内の「お知らせ」のコーナーにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
因みに、筆者が何度か訪れました印象では、エドヒガンザクラの神代桜は他のソメイヨシノなどよりも若干開花時期が早く、神代桜が満開の頃合いから境内の他の桜が見頃となる印象となっております。
実相寺 山高神代桜 アクセスと駐車場
山高神代桜の植えられております実相寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR中央本線日野春駅よりタクシーにて15分ほどとなっております。
山梨県北杜市武川町山高2763付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道須玉インターより約7.6㎞、車で15分ほどとなっております。
お花見時期の臨時駐車場につきましては、実相寺の近隣に有料・無料の駐車場が乱立し、無料の駐車場につきましては駐車場待ちも発生いたしますような混雑ぶりとなっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。
終わりに
今回のカタスミ日記は、日本三大桜のひとつ、実相寺の山高神代桜の咲く春の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
2千年の時を超えて、今でも花を咲かせてくれます神代桜は、パワーを感じるもので、是非とも一度足を運んでいただきたいところかと思われます。
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