【花だより】2023年10月21日現在 紅葉の色づき見頃状況 乗鞍高原の紅葉 アクセスと駐車場 長野県松本市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年10月21日に撮影いたしました乗鞍高原の紅葉の色づき見頃状況をお届けいたします。
乗鞍高原の秋の絶景 紅葉の色づき見頃状況
長野県松本市に位置しております乗鞍高原は、標高3,026mの乗鞍岳の裾野に広がる高原で、標高が1,200mから1,800m付近と高く、関東平野部よりも早く紅葉を楽しむことができるようになっております。
乗鞍高原では、ナナカマドやカエデのほか、カラマツの紅葉も楽しむことができ、赤や黄色の色鮮やかな紅葉を楽しむことができるようになっております。
乗鞍高原の紅葉の見頃の時期としましては、標高の高いエリアでは10月上旬より紅葉が始まり、順次標高の低いエリアに紅葉が降りてまいりまして、例年10月下旬頃まで紅葉を楽しむことができるようになっております。
今回のカタスミ日記は、2023年10月21日に乗鞍高原を訪れてみましたので、写真を交えながら、紅葉の色づき見頃状況をお届けしてまいりたいと思います。
紅葉の時期の乗鞍高原は初めての訪問となり、来シーズンに向けてのロケハンのつもりで、三本滝から番所大滝付近まで広範囲に散策を楽しむ予定でございましたが、生憎の不安定なお天気で予定の半分ほどしか巡ることができませんでしたのは少々残念なところかと思われます。
今回の苦い経験から一言申し上げるとしましたら、乗鞍高原の紅葉は広範囲に渡りますが、本格的なハイキング装備不要の見どころの中心となりますのは、大カエデやまいめの池のございます一の瀬園地エリアになろうかと思われますので、紅葉目的でございましたら先ずは一の瀬園地を散策し、お時間に余裕がございましたら、善五郎の滝や三本滝、あるいは逆方向の番所大滝エリアなどお散策する形がお勧めになろうかと思われます。
とは申しましても、筆者は牛留池から訪れてしまいました(失敗)。
牛留池は、休暇村乗鞍高原から程近い場所にございます小ぢんまりろした池でリフレクションの美しい池となっております。
ただ紅葉としましての見どころは特になく、グリーンシーズンに訪れたいところかと思われます。
牛留池の傍には根性の曲がった摩訶不思議な木もございますので、併せて楽しみたいところかと思われます。
さて牛留池を楽しみました後は、三本滝に向かいます。
三本滝への入口となります三本滝レストハウスには広い駐車場が設置されており、レストハウスより先はマイカー規制となっております。
レストハウスから三本滝までは、約900mのハイキングコースを進むこととなり、間近に三本の滝を楽しむことができますので、滝好きの方にはお勧めのハイキングコースになろうかと思われますが、ハイキングコースは視界の開けておりますポイントが少なく、紅葉散策が目的でございますと優先度は低い滝になろうかと思われます。
三本滝の次は善五郎の滝に向かいます。
善五郎の滝の駐車場は、ヘアピンカーブの脇に設置されておりますので、駐車場出入りの際は車の往来にご注意の程お願い申し上げます。
善五郎の滝は、滝壺まで降りてゆくこともできるようになっておりますが、紅葉目的でございましたら、滝見台からの眺望がお勧めになろうかと思われます。
当日は生憎のお天気で雲に隠れてしまっておりますが、晴れておりましたら冠雪した乗鞍岳を背後に望む事もできるかと思われます。
善五郎の滝の後は、一旦松本市乗鞍観光センターまで戻りまして休憩をいたします。観光センターの周りの木々も美しく色づいております。
広い駐車場とトイレが完備しており、観光の起点としまして活用できるスポットかと思われますが、車中泊は禁止となっておりますのでご注意の程お願い申し上げます。
乗鞍観光センターから一の瀬園地方面に進みますと、大カエデに向かうことができるようになっております。
晴れておりましたら乗鞍岳も望むことができます絶景ポイントで、乗鞍高原の紅葉の大きな見どころとなっております。
大カエデから190mのところに大カエデ駐車場(ツツジ園駐車場)が設置されておりますが、数百メートル北側にはまいめの池の広い駐車場もございますので、路上駐車はお控えいただきますようお願い申し上げます。
大カエデの近くには、どじょう池もございまして幻想的な雰囲気が写真愛好家の間で人気のスポットとなっておりますが、一般の観光客の方には500mほど北側のまいめの池の方が人気のスポットとなっております。
風が強く、時折雨の降っております不安定なお天気でございましたが、穏やかな日は水鏡が美しいまいめの池。
緑、黄色、赤と色合いの美しい風景を楽しむことができる池となっております。
まいめの池の後は、一の瀬園地駐車場よりあざみ池に向かいます。
駐車場からあざみ池までは舗装された散策路で歩きやすく、黄色に色付いた紅葉を楽しむことができるようになっております。
2023年10月21日現在の乗鞍高原の紅葉の色づき見頃状況としましては、一の瀬園地を中心に見頃の状況で、秋らしい色合いの風景を楽しむことができる状況となっております。
乗鞍高原 アクセスと駐車場
乗鞍高原へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、松本電鉄(アルピコ交通)上高地線新島々駅より乗鞍高原・休暇村行きアルピコ交通バスにて約60分、「乗鞍高原観光センター」バス停下車となっております。
長野県松本市安曇鈴蘭4306-6付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道松本インターより国道158号線経由県道84号線にて約40㎞、車で60分ほどとなっております。
観光用の無料駐車場が、乗鞍観光センター、三本滝レストハウス、休暇村向かい(牛留池)、善五郎の滝入口、一の瀬園地、まいめの池、大カエデ各所に設置されておりますが、トイレにつきましては乗鞍観光センター、三本滝レストハウス、大カエデ(仮設トイレ)など限られた場所にしか設置されておりませんので、ご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2023年10月21日現在の乗鞍高原の紅葉の色づき見頃状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
自然散策が好きな方にはお勧めのスポットになろうかと思われますが、歩くことに時間を取られてしまいますので、計画的な散策を心がけたいところかと思われます。
2023.10.26記