【花だより】2022年9月6日現在 彼岸花の開花状況 「彼岸花の関東三大名所」日向薬師の彼岸花(曼殊沙華) アクセスと駐車場 神奈川県伊勢原市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年9月6日に撮影いたしました日向薬師の彼岸花の開花状況をお届きたします。
「彼岸花の関東三大名所」日向薬師 彼岸花の開花状況
神奈川県伊勢原市に位置しております日向薬師は、高知県岡豊町の柴折薬師、新潟県上越市の米山薬師と並び、「日本三大薬師」のひとつにも数えられております真言宗の寺院となっております。
もともとは716年(霊亀2年)に行基が開創いたしました霊山寺(りょうぜんじ)の一坊となっておりますが、霊山寺の坊として現存いたしますのは宝城坊(日向薬師)のみとなっております。
今回のカタスミ日記は、2022年9月6日に日向薬師を訪れてみましたので、写真を交えながら、彼岸花の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
埼玉県日高市の巾着田曼殊沙華公園、神奈川県大和市の常泉寺と並び、「彼岸花の関東三大名所」のひとつにも数えられております「日向薬師の彼岸花」でございますが、正確には「日向薬師周辺の伊勢原市日向地区の彼岸花」となり、日向薬師参道の入り口周辺に彼岸花が群生し、「彼岸花の里」とも呼ばれるエリアとなっております。
日向薬師(日向地区)の彼岸花の見頃の時期としましては、例年9月中旬から下旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期には多くの方が観賞に訪れます人気のスポットとなっております。
まずは「日向薬師」バス停隣の無料駐車場に車を駐車し、約500mの参道を歩いてまりります。
程なく仁王門が見えてまいります。
仁王門には、市指定文化財の金剛力士像が左右に鎮座されております。
仁王門を進みますと、すぐに独特の空気感を感じます苔むした参道へと変化いたします。
参道自体は比較的歩きやすい参道ではございますが、時折木の根などが露出しております場所などもあり、足元を確認しながらゆっくりと進んでまいります。
参道の周りは、鬱蒼とした森林が続き、独特の雰囲気のあるものとなっております。
森の中の参道を15分ほど進みますと、境内に向かうことができるようになっております。
国指定重要文化財にも指定されております本堂は、茅葺きの寄棟造の立派なお堂となっております。
本堂向かいに僅かに彼岸花が咲いておりましたので撮影。
境内の東側にも、茅葺き屋根の鐘堂があり、市指定文化財となっております。
日向薬師(宝城坊)に参拝を済ませました後は、参道を戻り、駐車場裏手の彼岸花の群生地を散策いたします。
こちらの田んぼの畔などに咲く彼岸花は、金色の稲穂とのコントラストが美しい里山風景を楽しむことのできます群生地となっておりますが、少し早すぎたようで、まだ殆ど彼岸花は咲いていない状況となっております。
まだまだ殆ど咲いておらず、咲き始めと申しますよりも、まだ芽が出揃っていないような状況ではございますが、ほんの僅かではございますが、中には開花しております気の早い株もちらほらと見受けられます状況となっております。
こちらは白曼殊沙華。
2022年9月6日現在の日向薬師の彼岸花(伊勢原市日向地区の彼岸花の里)の彼岸花の開花状況としましては、まだ芽が出揃っていない状況となり、全体的には開花前、見頃前でございますが、気の早い株につきましてはちらほらと花を咲かせております開花状況となっております。
「彼岸花の関東三大名所」日向薬師の彼岸花 アクセスと駐車場
日向薬師の彼岸花へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急小田原線伊勢原駅より日向薬師行き神奈川中央交通バス(神奈中バス)にて約20分、終点「日向薬師」バス停下車、すぐとなっております(日向薬師までは参道を徒歩15分ほど)。
神奈川県伊勢原市日向1672付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、新東名伊勢原大山インターより約3.3㎞、車で10分ほどとなっております。
バス停奥に参拝者用駐車場が設置されておりますが、台数に限りがあり彼岸花の見頃の時期には混雑も予想されますので、ご注意の程お願い申し上げます。
また、駐車場裏手の彼岸花群生地には、獣除けと思われます電柵が設けられておりますが、彼岸花の見頃の時期には周辺地域のご厚意により朝7時から夕方17時までは開錠されておりますので、散策は開錠時間内にてお願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、彼岸花の関東三大名所のひとつにも数えられております日向薬師(日向地区)の2022年9月6日現在の彼岸花の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
202.09.07記