酒田の繁栄を今に伝える山居倉庫をSIGMA SD1Merrillで撮るぶらり旅 山形県酒田市

 米どころ庄内のランドマークとなっております山居倉庫。18万俵の米を収納することができる米保管倉庫で、朝ドラのロケ地としましても馴染みのある倉庫群です。米の積出港として賑わった酒田の繁栄の名残を感じつつ、今回はSIGMAの一眼レフSD1Merrillで撮影した山居倉庫の様子をお届けいたします。

 

酒田の繁栄を今に伝える山居倉庫

SIGMA SD1Merrill iso100 F8 1/20sec 76mm相当

 今回は、酒田を代表する観光スポットの山居倉庫(さんきょそうこ)をSIGMAの一眼レフSD1Merrillを携えて撮影旅行をした様子をお届けいたします。

 山形の庄内地方は、米どころとしても有名なところでありますが、そこで収穫された米を保管する倉庫としまして、明治26年に山居倉庫は建設されました。

 歴史のある建造物ですが、白壁、土蔵造りの倉庫12棟のうち、現在でも9棟は現役の農業倉庫として活用されております。

SIGMA SD1Merrill iso100 F4.5 1/10sec 63mm相当

 ロケーション的には、最上川と新井田川に挟まれたエリアにあり、船による米の積み下ろしに便利な立地で、倉庫のすぐ近くから新井田川の船に積み込みができるようになっております。

 みなさんにも馴染みの深い某局の昭和を代表する朝ドラのロケ地でもあり、船の積み下ろしのシーンなどを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SIGMA SD1Merrill iso100 F8 1/30sec 76mm相当

 米の積出港としまして繁栄しました酒田の港、また北前船の寄港地としましても賑わいました酒田の繁栄、当時の繁栄を今に伝える山居倉庫は歴史的にも貴重なもので、敷地内には倉庫の他に歴史資料館や観光物産館なども併設されております。

 酒田を代表する観光地でもありますので、多くの観光客で賑わうスポットではありますが、敷地は広く、奥の方まで進んでいきますと人影もまばらになり、静かで趣のある空間を楽しむことができるようになっております。

 歴史を感じさせてくれる趣のある建物ですので、是非とも静かでしっとりとした空間を楽しんでいただきたいところかと思われます。

SIGMA SD1Merrill iso100 F6.3 1/60sec 231mm相当

 

ケヤキ並木の美しい倉庫群

SIGMA SD1Merrill iso100 F9 1/4sec 27mm相当

 山居倉庫と言いますと、この美しいケヤキ並木。美しいケヤキ並木の写真を撮りたくて訪れます写真愛好家もいるほどであります。

 このケヤキ並木は、現代のようにエアコンの発達していない建設当時の自然を活かした工夫の産物で、倉庫の夏の高温防止のために西側にケヤキ並木を配したものとなっております。

 またこの他にも、倉庫内部の湿気の防止には二重屋根を採用するなど工夫を凝らした造りとなっております。

 ケヤキ並木の木漏れ日が心地よく、夏場は特に緑のケヤキ並木と木造の倉庫のコントラストが美しく、涼し気な表情を見せてくれます。

 ケヤキ並木は、倉庫の西側に沿って続きますので、午前中よりも午後の時間帯の方が、木漏れ日を感じることができるお勧めの時間帯となります。

SIGMA SD1Merrill iso100 F8 1/6sec 117mm相当

 

山居倉庫 アクセスと駐車場

SIGMA SD1Merrill iso100 F8 1/25sec 27mm相当

 山居倉庫へのアクセスは、公共交通機関では、JR羽越本線酒田駅より庄内交通バスにて10分ほど、「山居倉庫前」バス停下車すぐ、となっております。

 山形県酒田市山居町1-1-20付近

 自家用車では、日本海東北自動車道酒田インターより15分ほどとなり、倉庫前に観光用の駐車場が完備されております。

 駐車場につきましては、人気の観光地だけに混み合っていることも多く、現地の係員の誘導に従うようにお願いいたします。

 日没後にライトアップなども実施しているようですが、ショップや資料館は朝9時から18時まで(冬季は17時まで)となっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。

 

参考情報

 今回は、SIGMAの一眼レフSD1Merrillを携えて、酒田のランドマーク山居倉庫の様子をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 季節ごとに色づくケヤキ並木も美しいスポットではありますが、歴史を感じさせてくれる趣のある空間ですので、ゆったりとした気持ちで空気感を楽しんでいただきたいところかと思われます。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2020.09.07記