【花だより】2022年1月21日現在 蝋梅の開花状況 里山に咲く2万本のロウバイ 寄ロウバイ園 アクセスと駐車場 神奈川県松田町

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年1月21日に撮影しました寄ロウバイ園のロウバイの開花状況をお届けいたします。

 

寄ロウバイ園 ロウバイの開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F13 1sec 18mm

 神奈川県西部の松田町の山間地域に位置しております寄地区では、毎年1月中旬から2月中旬頃に金色のロウバイの花が山の斜面一面を覆いつくします。

 敷地面積13,000㎡以上を誇る寄ロウバイ園では、もともとは2005年(平成17年)に寄中学校卒業生が250株のロウバイを植樹したことが始まりと言われており、現在ではロウバイの数は2万本を超えるとも言われます日本最大級のロウバイ園となっております。

 因みに、「寄」と書きまして「やどりき」と読みます。

 国道246号線から数キロ、北側の山間地帯に入ってゆきますが、途中、この先に本当に集落があるのだろうか、という山深い地域となりますが、山道を抜けて中津川沿いに出ますと突如として集落が出没するような、初めて訪れます方は少々不安に思ってしまうような道のりとなっております。

 寄ロウバイ園では、ロウバイの見頃の時期に合わせまして、「寄ロウバイまつり」を開催しており、2022年の開催期間としましては、1月15日(土曜日)から2月6日(日曜日)までとなり、現在開催中でございます。

 入場時間は、朝9時から16時までとなっており、地元農産物や加工品の販売なども行われております。

 1月21日現在の寄ロウバイ園のロウバイの開花状況としましては、見頃のピークには至ってはおりませんが、ほぼ見頃、一面に広がるロウバイの花を楽しむことができる開花状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/4sec 106mm

 こちらは、ロウバイまつり期間中、臨時駐車場の設置されております「みやま運動広場」から撮影。

 山の斜面一面にロウバイが咲いておりますのが見て取れますが、ロウバイの花は遠巻きに観賞しますと地味な色合いとなってしまい、写真撮影にはひと工夫必要かとも思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/125sec 75mm

 臨時駐車場、もしくはバス停からロウバイ園までは、徒歩で8分ほどとなっておりますが、道中が急勾配の坂道となっており、息を切らせながら上ってゆくこととなり、日頃の運動不足を今更ながらに反省する人も多いのではないかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/6sec 39mm

 ロウバイ園に入ってすぐの場所の記念撮影スポット。

 青空の気持ちの良いお天気とはなっておりますが、映えるロウバイの写真が上手く撮影できず苦労いたします。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/10sec 125mm

 山の斜面に広がるロウバイ園の散策路は、全体としまして坂道や階段の散策路となっておりますので、歩きやすい服装で訪れますことをお勧めいたします。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/8sec 24mm

 園内では随所にベンチやテーブルが設置されておりますので、ロウバイの甘い香りに包まれながら、のんびりとした時間を過ごすことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/8sec 33mm

 一面に金色に輝くロウバイの花が広がっておりますが、やはりどうしても映える写真には至っておりません。

 ロウバイが悪いわけではなく、撮影テクニックが・・・。

 実際見ますと綺麗ですし、香りも良いです。

SIGMA sdQuattroH iso100 F13 1/2sec 21mm

 こちらはロウバイ園の最上部に位置しております展望台からの眺望。

 眼下には金色に輝くロウバイの花と丹沢の山々を見て取ることができる眺望となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F13 3/10sec 18mm

 同じく展望台から。

 写真中央付近には、臨時駐車場の設置されております「みやま運動広場」も見て取ることができます。

 寄ロウバイ園の魅力は、2万本を超える規模も魅力ではございますが、やはり山間の里山風景に広がる金色のロウバイの風景が最大の魅力ではなかろうかと思われます。

 昨今のコロナ影響で、ギスギスした世の中となっておりますが、こういうのどかな美しい里山と澄んだ空気の中での展望台からの開放的な空間はリフレッシュできること間違いなしのところかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/10sec 75mm

 展望台の裏手からは、しだれ桜の名木「土佐原のしだれ桜」も見て取ることができるようになっております。

 当然、まだ咲いてはおりませんが、樹齢250年の名木は4月に花開きますので、「寄しだれ桜まつり」の頃にも訪れたいところかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/160sec 200mm

 寄ロウバイ園の1月21日現在の開花状況としましては、まだ蕾も散見され、見頃のピークには至ってはおりませんが、ほぼ見頃となっており、充分にロウバイの繊細な花と甘い香りを楽しむことができる開花状況となっております。

 

寄ロウバイ園 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/80sec 54mm

 寄ロウバイ園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急小田原線新松田駅北口より「寄」行き富士急湘南バスにて約30分、終点「寄」バス停下車、徒歩8分ほどとなっております。

 神奈川県足柄上郡松田町寄3415付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速大井松田インターより約10㎞、車で20分ほどとなっております。

 駐車場につきましては、まつり期間中は上記住所向かいの「みやま運動広場」に臨時無料駐車場が設置されます。

 尚、駐車場もしくはバス停よりロウバイ園までは急勾配の坂道となっており、坂を上ってゆくのが辛い方は、バス停前からロウバイ園入口まで無料送迎車が運行いたしますので、ご利用されても宜しいかと思われます。

 今回のカタスミ日記は、2022年1月21日現在の寄ロウバイ園のロウバイの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.01.22記