【水辺の風景】堂々とした佇まいの達沢不動滝 アクセスと駐車場 福島県猪苗代町

 青空と入道雲の開放的な夏は、カラッとして気持ちの良いものでございますが、同時に灼熱の夏でもございます。そのような暑い夏に涼んでいただこうと、涼しげな「水辺の風景」をピックアップしております。今回のカタスミ日記「水辺の風景」は、荘厳な雰囲気の滝と緑が美しい福島県達沢不動滝の涼の風景をご紹介いたします。

 

荘厳な空気感の達沢原生林の中に静かに佇む名瀑

SIGMA sdQuattro iso100 F5.6 1/8sec 30mm

 福島県中ノ沢温泉よりほど近い場所に位置しております達沢不動滝。

 達沢不動滝は、写真愛好家の間でも人気の撮影スポットとなり、特に新緑の緑の美しい季節には多くの人が訪れます。

 達沢不動滝は、ブナの原生林が美しい達沢原生林の中にあり、駐車スペースから滝までは原生林の中の遊歩道を歩いて向かうこととなります。

 川沿いの遊歩道は舗装はされてはおりませんが、平坦な道で歩きやすい遊歩道となっております。

 辺りは緑が美しく、綺麗な空気と自然に囲まれている雰囲気がとても気持ちの良いロケーションとなっております。

SIGMA sdQuattro iso200 F1.8 1/125sec 30mm

 

堂々とした佇まいが美しい達沢不動滝

SIGMA sdQuattro iso200 F3.2 1/100sec 30mm

 静まり返る森の中に、滝の流れる音が聞こえてまいりますと、達沢不動滝となります。

 滝の展望スペースへの入り口付近には、不動明王を祀る祠があり、荘厳な雰囲気を漂わせております。

 鳥居越しに望む不動滝も荘厳な雰囲気となりますが、祠越しに観る不動滝も張り詰めた空気感を感じるところかと思われます。

SIGMA sdQuattro iso100 F1.6 1/60sec 30mm

 昔より、修験場にもなっていたと言われる達沢不動滝。現地に行って、その張り詰めた空気感を体感してみますと、修験場とされてきたのも納得の雰囲気かと思われます。張り詰めた空気にどこかしら強大なパワーを感じるところもございます。

 達沢不動滝は、不動川(樽川)にかかる滝で、ドラマのオープニングのロケ地にも採用されたことのある名瀑となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F5.6 1/13sec 30mm

 現地には2つの滝があり、男滝(おだき)と女滝(めだき)。

 女滝は、男滝の西側に佇む優美な滝で、男滝ほどの幅はございません。

 全国的に有名なのは男滝の方かと思われますが、男滝は、高さ10m、幅16mほどのどっしりとした堂々とした佇まいが特徴となっております。

 水量も豊富ではございますが、迫力があると同時に優美な美しさも持ち合わせている滝になっております。

 また、男滝にせり出すように広がるカエデの緑が美しく、構図の中にこのカエデの緑を入れて撮影する方も多く見受けられます。

 紅葉の季節も大変美しい風景を奏で、新緑の頃と共に、人気のシーズンとなっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/6sec 30mm

 

達沢不動滝 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattro iso100 F1.4 1/50sec 30mm

 達沢不動滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR磐越西線猪苗代駅より達沢行き磐梯東部バスにて約40分、終点「達沢」バス停下車、徒歩20分ほどとなっております。

 自家用車にてのアクセスにつきましては、磐越自動車道猪苗代磐梯高原インターより、中ノ沢温泉方面に向かい、中ノ沢温泉より車で5分ほどで駐車場、その後、遊歩道を徒歩10分ほどとなっております。

 福島県耶麻郡猪苗代町蚕養字達沢

 住所につきましては、番地など細かく設定されておりませんので、ナビ設定が難しいところではございますが、中ノ沢温泉入口に達沢不動滝の表示があり、そこを右折、次を左折、道なりに向かいますと駐車スペースまで向かうことができるようになっております。

 中ノ沢温泉以降の道は狭く、また、駐車スペースまでの最後1kmほどは未舗装道路となりますので、運転にはご注意の程お願い申し上げます。

 また、各地の滝スポットにはよくある話となりますが、達沢不動滝の駐車スペースも例外ではなく、置き引きや車上荒らしの注意書きが掲示されておりました。車内に貴重品を置かないことや、荷物を外から見えないようにするなど、ちょっとした対策をしてから滝を楽しむことをお勧めいたします。

 更にブナ林にはよくある注意書きとなりますが、熊出没注意の注意書きも掲示されておりましたので、熊の出没しやすい早朝や夕方の訪問は控えた方が無難かとも思われます。

SIGMA sdQuattro iso200 F2.8 1/60sec 30mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、堂々とした佇まいの美しい達沢不動滝の涼し気な風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.07.30記