【水辺の風景】自然と人工物の融合 迫力の絶景 田原の滝 アクセスと駐車場 山梨県都留市

 山梨県都留市に位置しております田原の滝は、水量豊富な迫力の滝となり、国道からもほど近いアクセス良好なロケーションでもあることから、多くの観光客が立ち寄るスポットにもなっております。今回のカタスミ日記は、芭蕉ゆかりの滝でもある田原の滝の迫力の風景をご紹介いたします。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/15sec 54mm

 

自然と人工物の融合 迫力の田原の滝の絶景

SIGMA sdQuattroH iso100 F14 1/15sec 125mm

 田原の滝は、山中湖を水源とする相模川に流れ落ちる滝で、都留市指定名勝として多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっております。

 因みに、相模川につきましては、山梨県では桂川と呼ばれております。

 桂川に鉄橋が架けられ、滝越しに富士急行線の電車が行き交うところが観られますので、鉄道写真愛好家のみなさんに人気のフォトスポットにもなっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F13 1/6sec 36mm

 田原の滝は、もともとは上下2段の滝から成り、水量豊かな躍動感のある滝で、しぶきを上げて流れ落ちるところから、「白滝」、あるいは「白根の滝」とも呼ばれております。

 現在では、もともとあった2段の滝の景観を活かしながら、渓岸の崩落防止の為に堰堤を整備し、自然の滝と人工の堰が融合した多段の滝となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F14 1/13sec 63mm

 また滝の周辺では、富士山の火山活動による柱状節理も観られるとともに、人工の護岸部分には柱状節理風の装飾を施し、周りの景観と調和を図っております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/50sec 36mm

 また、田原の滝は松尾芭蕉ゆかりの滝としましても有名なところで、芭蕉は天和の大火に際し、弟子の高山傅右衛門を頼って甲州谷村(現都留市)に滞在したと言われております。

 芭蕉は、この滝を観て春の到来を喜ぶ心情を俳句に詠み、「勢ひあり 氷消えては 瀧津魚(たきつうお)」と一句残しております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/20sec 28mm

 田原の滝は、国道沿いに鎮座しております田原神社の裏手に位置しており、上の芭蕉の像も神社裏の公園の一角に設置されております。

 田原神社は、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)と彦火火手見命(ヒコホホデミノミコト)を祀る神社となり、滝を見学する際には併せて参拝したいところかと思われます。

 

田原の滝 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F14 1/25sec 85mm

 田原の滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、富士急行線十日市場駅より徒歩5分ほどとなっております。

 山梨県都留市田原4-2-1付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道都留インターより約3.6㎞、車で10分ほどとなっております。

 上記住所の国道139号線沿いの田原神社を目印として、神社の裏手の道を150mほど進みますと公園が整備されており(田原の滝公園)、8台ほど停められます無料の駐車場も完備しております。

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、先日久しぶりに訪れてみました迫力の田原の滝をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2021.09.01記