鎌池の紅葉 ブナの原生林に囲まれるオレンジ色の世界 2024年見頃時期と色づき状況・アクセスと駐車場 長野県小谷村
長野県小谷村の山間に静かに佇む鎌池。池の周りを取り囲むようにブナの原生林が広がり、秋になりますと輝くようなブナの紅葉を楽しむことができるスポットとなっております。池の周りの遊歩道を散策し、ブナ林の紅葉を間近で楽しむことができるとともに、池に映り込むリフレクションも美しい紅葉の名所となります。今回のカタスミ日記は、鎌池の紅葉の風景をご紹介いたします。
まさに「錦秋」と言われる鎌池の紅葉 見頃時期
長野県小谷村に位置しております鎌池は、池の形が草を刈る鎌の形に似ていることからその名前が付けられたと言われております。
周辺地域の紅葉としましては、白馬村の五竜などアルプスの山々の壮大な紅葉が有名ではございますが、鎌池は雨飾山の麓の雨飾高原にございます紅葉の名所としまして、小谷村では有名な紅葉スポットとなっております。
標高1,190mに位置しております鎌池は、周囲が約2㎞の池で、池の周りを遊歩道が整備され、美しい紅葉を楽しみながら散策をすることができるようになっております。
池の周りは、ブナの原生林に囲まれており、新緑の頃も緑の美しい景色が観られますが、紅葉の時期は、まさに「錦秋」と言われるような景色を楽しむことができるスポットとなっております。
ブナの紅葉でございますので、カエデの真っ赤な紅葉とは少々雰囲気が異なり、鎌池の紅葉は眩しいばかりにオレンジ色に輝き、自然の美しさを感じさせてくれるものとなっております。
また、風のない日には、水面に映り込む紅葉が美しく、写真愛好家の間でも隠れた名所としまして人気のスポットとなっております。
鎌池の紅葉の見頃の時期としましては、例年10月中旬から10月下旬頃にかけて紅葉のピークを迎えますが、筆者の印象の中では、その年の気候の影響によって時期がかなり左右される場所かと感じられました。
美しい紅葉のリフレクション狙いでございますと早朝の水面が波立つ前の時間帯に訪れたい所ではございますが、付近に「熊出没注意」の表示も見かけますので、熊の活動が活発となる早朝や夕方は避けた方が無難なところかとも思われます。
そうは申しましても、なかなかの美しい輝きのございます紅葉となりますので、是非とも鎌池の紅葉を楽しんでいただきたいところかと思われます。
尚、鎌池の紅葉の色づき見頃状況につきましては、公式に発信されているものが見当たらず、SNS等の投稿を参考にするしかない現状になろうかと思われます。
鎌池 アクセスと駐車場
鎌池へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR大糸線南小谷駅より小谷村営バスにて「雨飾高原」バス停下車、そこから徒歩40分ほどとなっております。
長野県北安曇郡小谷村大字中土
自家用車にてのアクセスにつきましては、詳しい住所が設定されておりませんので、現地では地図を確認しながら向かうことになろうかと思われます。
国道148号線の「小谷温泉口」信号交差点より県道114号線を小谷温泉方面に進み、温泉の先も道なりとなります。
目印としましては、駐車場付近に、「鎌池ブナ林亭」さんがございますので、グーグルマップなどで確認しつつ訪れると宜しいかと思われます。
最後は県道より駐車場への脇道に入ってまいりますが、車の入れ違いも苦労するような狭い脇道になりますので、車の運転にはくれぐれもご注意の程お願い申し上げます。
無料の駐車場は、普通車が30台ほど停められるスペースとなっております。
駐車場より、2分か3分ほど林の中の小道を歩きますと鎌池の池の淵に出て、視界も広がり紅葉を楽しむことができるようになっております。
歩きやすい遊歩道ではございますが、雨の後などはぬかるんだりしますので、歩きやすい服装の方が宜しいかと思われます。
終わりに
今回のカタスミ日記は、長野県小谷村の鎌池の紅葉をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
オレンジ色に輝くブナの紅葉が美しく、隠れた名所と申しましても宜しいのではないでしょうか。
2024.08.30記