「信州のぼたん寺」玄向寺のぼたん庭園 2024年見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 長野県松本市

 「信州のぼたん寺」と呼ばれ親しまれております松本市の玄向寺。初夏の頃には牡丹の大輪が庭園に咲き競います。今回のカタスミ日記は、玄向寺の牡丹の咲く風景をご紹介いたします。

 

玄向寺ってどんな寺院?

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 長野県松本市に位置しております玄向寺は、室町時代の1561年(永禄4年)に長譽清光和尚により創建されました450年を超える歴史のございます古刹となっております。

 山号は女鳥羽山、道樹院玄向寺と称する浄土宗の寺院で、阿弥陀如来をご本尊としております。

 創建当初は念仏寺、後に清光寺と改め、1962年(寛永19年)に水野氏が松本城主になりますと厚い保護を受け、2代目城主忠職の法名から玄向寺と改称され、松本城主水野公菩提所にもなっている寺院となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/50sec 28mm

 

「信州のぼたん寺」玄向寺 牡丹の見頃時期

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/160sec 200mm

 「信州のぼたん寺」として親しまれております玄向寺では、1885年(明治18年)に戒譽隆説和尚が牡丹を植えはじめ、その後代々受け継がれ、現在では約120種、1,350株もの牡丹を楽しむことができ、中には100年を超える古株もございます牡丹の名所となっております。

 玄向寺では主に3つのエリアに牡丹が植えられており、新駐車場からすぐの新本堂前と、六地蔵尊・松本三十三番観音像・百体観音像等の150体以上の石仏が並ぶ仁王門から観音堂までの参道沿い、樹齢400有余年の松・杉・銀杏の三巨木のございます旧本堂前の庭園で牡丹の花を楽しむことができるようになっております。

 玄向寺の牡丹の見頃の時期としましては、例年5月上旬から5月中旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期に合わせまして「ぼたん祭雅楽演奏会」も開催されております。

 「ぼたん祭雅楽演奏会」は、毎年5月第2土曜日・日曜日の2日間の開催となり、牡丹の花と雅楽の音色を楽しむことができるようになっております。

 尚、玄向寺の牡丹の開花状況につきましては、公式に発信されているものが見当たらず、SNS等の投稿を参考にするしかない現状になろうかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/160sec 89mm

 

「信州のぼたん寺」玄向寺 アクセスと駐車場

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 玄向寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR篠ノ井線松本駅前バスターミナルより美ヶ原温泉行き松本市コミュニティバス「ぐるっとまつもとバス」にて約25分、「美ヶ原温泉」バス停下車、徒歩15分ほどとなっております。

 長野県松本市大村681付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、長野道松本インターより約7.1㎞、車で20分ほどとなっております。

 仁王門隣り(県道284号惣社岡田線沿い)と仁王門奥に参拝者用無料駐車場も設置されておりますので、自家用車にてのアクセスが便利かと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso200 F5.6 1/160sec 75mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、「信州のぼたん寺」玄向寺の牡丹の咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 寺院特有の静かな雰囲気の中でしっとりと牡丹の大輪を楽しむことができるスポットとなっておりますほか、境内からは残雪の残るアルプスの山々も望むこともできますので、良く晴れたお天気の日に訪れたいところかと思います。

2024.04.30記