【花だより】2023年7月28日現在 バイカモの開花状況 夏狩湧水群・長慶寺の梅花藻 アクセスと駐車場 山梨県都留市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年7月28日に撮影いたしました長慶寺(長慶禅寺)の梅花藻の開花状況をお届けいたします。

 

夏狩湧水群 長慶寺の梅花藻 開花状況

SIGMA sdQuattroH iso200 F5.6 1/40sec 40mm

 山梨県都留市に位置しております長慶寺(長慶禅寺)は、臨済宗の寺院となり、1463年(寛正3年)に行者大淵阿闇梨により開祖されました古刹となっております。

 長慶寺は、湧水の水路に囲まれた境内となっており、薬師霊命水源などでは梅花藻も自生する水の綺麗な地域となっております。

 また、この地域の「十日市場・夏狩湧水群」は、平成の名水百選にも選出されており、水の名所にもなっております。

 梅花藻(バイカモ)は、梅の花に似た白い花を咲かせるキンポウゲ科の水生多年草の植物で、涼冷で綺麗な水のところにか生息しない水草となっております。

 梅花藻の有名なスポットとしましては、滋賀県米原市醒ヶ井の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近辺では山梨県都留市の夏狩湧水群・長慶寺や静岡県三島市の三島梅花藻の里などで梅花藻の花を楽しむことができるようになっております。

 長慶寺の梅花藻の見頃の時期としましては、例年5月下旬から咲き始め、7月から9月頃が見頃の時期となっております。

 今回のカタスミ日記は、2023年7月28日に長慶寺を訪れてみましたので、写真を交えながら、梅花藻の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/80sec 18mm

 先ずは本堂に参拝いたします。

SIGMA sdQuattroH iso200 F5.6 1/50sec 40mm

 本堂の前に薬師洗眼の水(眼鏡池)がございまして、涼し気に梅花藻が咲いております。

 薬師洗眼の水の梅花藻は、ボリュームこそは多くはございませんが、緩やかな流れにゆらゆらと揺れる梅花藻が涼しさを感じさせてくれるところとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso200 F5 1/125sec 46mm

 また、境内の前の道路を挟みました向かい側の「八大竜王」脇の池にも梅花藻が群生しております。

 こちらの池につきましては、前回訪問時よりも梅花藻がたくさん咲いており見頃を迎えております。

SIGMA sdQuattroH iso200 F7.1 1/80sec 39mm

 また境内より50mほど西側に位置しております薬師霊命水源にも梅花藻が群生し、水辺に咲く梅花藻を眺めながら東屋で休憩することもできるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso200 F6.3 1/250sec 200mm

 薬師霊命水源でも梅花藻の見頃が続いており、水面近くに可愛らしい花をたくさん咲かせております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/80sec 20mm

 前回訪問時には見逃してしまっておりましたが、本堂真向いの側溝にも梅花藻が群生し、側溝自体は趣のございます雰囲気ではございませんが、梅花藻の数では一番群生しておりますようにも感じられるところとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F5 1/200sec 43mm

 生い茂る梅花藻にたくさんの可愛らしい白い花が咲いております。

SIGMA sdQuattroH iso200 F8 1sec 46mm

 さて、長慶寺で梅花藻を楽しみました後は、今回も太郎次郎滝へ向かい涼をとります。

 太郎滝と次郎滝が中心となっております太郎次郎滝でございますが、幅が100mほどでしょうか、崖から伏流水が無数に流れ落ちる涼し気な風景を楽しむことができ、特に夏場の暑い時期にはお勧めの滝になろうかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 3/5sec 54mm

 また、都留市の滝と申しますと田原の滝も有名で、滝の上流の陸橋を富士急行線が走っておりますことから、鉄道ファンにも人気の撮影スポットとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/250sec 50mm

 2023年7月28日現在の夏狩湧水群・長慶寺の梅花藻の開花状況としましては、見頃の開花状況が続いており、水面に浮かぶ涼し気な白い梅花藻の花を楽しむことができます状況となっております。

 

夏狩湧水群 長慶寺 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso250 F6.3 1/200sec 29mm

 長慶寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、富士急行線十日市場駅より約1.2㎞、徒歩にて20分ほどとなっております。

 山梨県都留市夏狩240付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道都留インターより約4.7㎞、車で10分ほどとなっております。

 本堂前に参拝者用無料駐車場が設置されておりますが、周辺道路は狭小な道路となっておりますので、車の運転にはご注意の程お願い申し上げます。

 

太郎次郎滝 アクセスと駐車場

 太郎次郎滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、富士急行線東桂駅より徒歩にて15分ほどとなっております。

 山梨県都留市夏狩1798付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道都留インターより約5.3㎞、車で15分ほどで駐車場、そこより徒歩10分ほどとなっております。

 駐車場から滝までは、案内表示が随所掲示されておりますので、迷うことはないとは思われますが、上記住所付近に位置しております駐車場の場所が少々判りづらいところとなっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。

 自家用車にての具体的な周辺道順につきましては、国道139号線東桂交差点のすき家さん(山梨県都留市桂町876-1付近)をすき家さんの反対側の路地に入り、「この先車の通り抜けできません」の表示を左折、線路と高速道路の高架をくぐった先の上夏狩のヤブツバキ付近の分岐を左折、50mほどで無料の観光用駐車場となっております。

 

田原の滝 アクセスと駐車場

 田原の滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、富士急行線十日市場駅より徒歩5分ほどとなっております。

 山梨県都留市田原4-2-1付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道都留インターより約3.6㎞、車で10分ほどとなっております。

 上記住所の国道139号線沿いに位置しております田原神社から脇道を150mほど進みました場所に、田原の滝公園が整備されており、無料の駐車場(8台)とトイレも設置されております。

 今回のカタスミ日記は、2023年7月28日現在の長慶寺の梅花藻の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 関東からも日帰り圏内で、清流にしか見られない貴重な梅花藻の花をこの夏楽しんでみてはいかがでしょうか。

2023.08.03記