【花だより】2025年6月26日現在 バイカモの開花状況 源兵衛川と三島梅花藻の里 アクセスと駐車場 静岡県三島市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2025年6月26日に撮影いたしました源兵衛川と三島梅花藻の里のバイカモの開花状況をお届けいたします。
三島梅花藻の里と源兵衛川 バイカモの開花状況
静岡県三島市に位置しております三島梅花藻の里は、減少が危ぶまれていましたミシマバイカモの増殖基地、並びに観光スポットとして整備したもので、貴重な梅花藻の花を観賞することができるようになっております。
バイカモは、涼冷で流れのございます清流に生息しますキンポウゲ科の水草で、多くの地域で絶滅危惧種に指定される貴重な植物となっております。
夏季には白い小さな花を咲かせ、梅の花に似ておりますことから名付けられました「梅花藻」でございますが、梅花藻が見られますスポットとしましては、滋賀県醒井(醒ヶ井)の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近県では、静岡県三島市の三島梅花藻の里や源兵衛川、山梨県都留市の長慶寺などでもバイカモの花を楽しむことができるようになってります。
三島梅花藻の里の「ミシマバイカモ」の見頃の時期としましては、水質管理が行き届いているため一説には通年見られるとの話もございますが、概ね5月から9月頃が見頃の時期となっております。また、筆者の経験則では、5月上旬から5月下旬頃に見頃のピークを迎える年が多いようにも感じられるところとなっております。
今回のカタスミ日記は、2025年6月26日に三島梅花藻の里と源兵衛川を訪れてみましたので、写真を交えながら、バイカモの開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
三島梅花藻の里は、佐野美術館が所有します湧水池にNPO法人「グラウンドワーク三島」さんが中心となって整備したもので、佐野美術館から道路を挟みまして向かい側(西側)にございます。
三島梅花藻の里では、水温を含む水質管理を徹底し、噴水状に水を上からかけるなど工夫が凝らされております。
6月26日現在の梅花藻の開花状況としましては、開花が続いておりますものの、見頃のピークは若干越えてしまっている印象となっております。
三島梅花藻の里を楽しみました後は、徒歩圏内の源兵衛川の散策を楽しんでまいりたいと思います。
源兵衛川は、富士山の湧水が湧き出ます楽寿園の小浜池から国道1号線南側の中郷温水池までの約1.5㎞の農業用水路でございますが、水の都三島を代表する水辺スポットで、夏の暑い時期には涼を求めて散策を楽しむ人で賑わうスポットとなっております。また、下流域では野鳥も楽しむことができ、写真愛好家の皆さんにも人気のスポットとなっております。
今回は楽寿園には向かわずに、時の鐘橋から下流を散策してまいります。
時の鐘橋の脇から河原に下り、橋の下をくぐりますと、水の中に飛び石や木道が整備され、涼を感じながら散策を楽しむことができるようになっております。
因みに、源兵衛川は富士山の湧水を源流としまして、水量のコントロールができませんことから、雪解け水の多い時期から梅雨時にかけましては、水量が増え、散策路が水没してしまいますことも多々ございますので、ご注意の程お願い申し上げます。
水の上の散策路は、下源兵衛橋まで続き、付近ではヘメロカリスの花が咲いております。またこの付近にも梅花藻が育成しておりますので、水の中も確認したいところかと思われます。
写真ではお判りになり辛いかと思われますが、下源兵衛橋付近ではちらほらと花を咲かせてはいますが、水の流れが速く、花数は少ない状況となっております。
下源兵衛橋から更に下流に進んでまいりますと、水の苑地がございますが、水の苑地から150mほど東側に三島梅花藻の里がございます位置関係となっております・
水の苑地から200mほど下流には、梅花藻の群生地がございまして、源兵衛川の梅花藻と申しますとこちらのスポットを指すことが多いかと思われます。
こちらの梅花藻の群生地につきましても、ちらほらと咲いてはおりますが水量が多く、花数は多くはない状況となっておりますが、浅瀬の水の流れが緩やかなポイントではたくさんの白い花が咲いていますのが確認されます。
源兵衛川を更に下流に下ってまいりますと国道1号線と交差し、1号線の南側が中郷温水池となっております。
中郷温水池の周辺は公園として整備され、水と緑の美しい公園で、良く晴れた日には富士山も望むことができるようになっております。
2025年6月26日現在の三島梅花藻の里のバイカモの開花状況としましては、白い花が咲いてはおりますものの、花数が減ってきており、見頃のピークは越えてしまっている状況、源兵衛川のバイカモの開花状況としましては、一部の浅瀬で見頃を迎えておりますが、全体としましてはまだ花数が少ない状況で、今後の開花が期待されます状況となっております。
三島梅花藻の里・源兵衛川 アクセスと駐車場
三島梅花藻の里へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅より約400m、徒歩5分ほどとなっております。
静岡県三島市南本町7付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約8㎞、車で20分ほどとなっております。
三島梅花藻の里自体の付属の駐車場はございませんので、自家用車にて訪れます場合には付近のコインパーキングを利用することになろうかと思われますが、佐野美術館をご利用いたします場合には美術館付属の無料駐車場がございますので、そちらが利用可能かと思われます。
佐野美術館
静岡県三島市中田町1-43付近
また、源兵衛川下流の中郷温水池公園には、普通車5台、身障者用1台の無料駐車場が設置され、開門時間は朝8時30分より17時までとなっております。
中郷温水池公園
静岡県三島市富田町4付近
今回のカタスミ日記は、2025年6月26日現在の三島梅花藻の里と源兵衛川のバイカモの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
暑い日が続いておりますので、涼を求めて水辺散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2025.07.10記

