【花だより】2024年5月24日現在 ミシマバイカモの開花状況 三島梅花藻の里と源兵衛川 アクセスと駐車場 静岡県三島市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2024年5月24日に撮影いたしました三島梅花藻の里と源兵衛川のミシマバイカモの開花状況をお届けいたします。
三島梅花藻の里・源兵衛川 ミシマバイカモの開花状況
静岡県三島市に位置しております「三島梅花藻の里」は、水質の悪化などにより減少した三島梅花藻を復元するために、1995年(平成7年)に佐野美術館所有の湧水池を利用し、増殖基地、観光スポットとしまして整備された公園となっております。
梅花藻(バイカモ)は、キンポウゲ科の多年草で、冷涼な清流にしか生息せず、多くの地域で絶滅危惧種にも指定されている水草となっております。
花は1cmから2cmほどの小さな白い花を咲かせ、その容姿が梅の花に似ておりますことから「梅花藻(バイカモ)」と名付けられた植物となっております。
梅花藻を楽しむことができますスポットとしまして有名なところでは、滋賀県米原市醒井(醒ヶ井)の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近辺では山梨県都留市の夏狩湧水群・長慶寺や静岡県三島市の三島梅花藻の里が有名なところとなっております。
三島梅花藻の里のバイカモの見頃の時期としましては、一部では通年楽しむことができると言われておりますが、概ね5月から9月頃が一般的なミシマバイカモの見頃の時期となろうかと思われます。
今回のカタスミ日記は、2024年5月24日に三島梅花藻の里を訪れてみましたので、写真を交えながら、ミシマバイカモの開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
まずは三島梅花藻の里の敷地を所有しております佐野美術館から。
相変わらずの美しい回遊式庭園で、静かな雰囲気の中で緑を楽しむことができるようになっております。
庭園の一角では、あやめやツツジが咲いており、初夏の訪れを感じさせてくれます。
佐野美術館から道路を挟みまして西側が、三島梅花藻の里となっており、写真の噴水のように水がかけられている池が梅花藻の増殖池となっております。
水を上からかけたりと、水温・水質管理が徹底されておりますので、他の梅花藻スポットよりも長い期間に渡り梅花藻の花を楽しむことができるようになっております。
前回訪問時(4月10日)には、まだ咲き始めの雰囲気ではございましたが、5月24日時点ではかなり花数が増えてきております状況となっております。
さて、三島梅花藻の里で梅花藻を楽しみました後は、三島を代表する水辺スポット「源兵衛川」を散策いたします。
源兵衛川でも各所に梅花藻を確認することができますが、「水の苑緑地」から200mほど下流(南側)のポイントが大きな群生地となっております。
源兵衛川のミシマバイカモにつきましては、7月から8月頃が見頃の時期となっており、5月24日現在は、ちらほらと咲き始めの状況となっております。
2024年5月24日現在の三島梅花藻の里のミシマバイカモの開花状況としましては、見頃のピークには至ってはいないものの、全体的に花数が増えてきており、間もなく見頃の段階を迎えようかと期待されます開花状況となっております。
三島梅花藻の里 アクセスと駐車場
三島梅花藻の里へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅より約400m、徒歩5分ほどとなっております。
静岡県三島市南本町7付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約8㎞、車で20分ほどとなっております。
三島梅花藻の里自体の付属の駐車場はございませんので、自家用車にて訪れます場合には付近のコインパーキングを利用することになろうかと思われますが、佐野美術館をご利用いたします場合には美術館付属の無料駐車場がございますので、そちらが利用可能かと思われます。
佐野美術館
静岡県三島市中田町1-43付近
今回のカタスミ日記は、2024年5月24日現在の三島梅花藻の里と源兵衛川のミシマバイカモの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
絶景スポットという訳ではございませんが、暑い日も増えてまいりましたので、清らかな水辺をのんびり散策してみてはいかがでしょうか。
2024.05.27記