万座・渋峠エリアの秋の紅葉 牛池の絶景リフレクション 2023年見頃時期と色づき状況 群馬県嬬恋村

 秋の紅葉が待ち遠しくなってくる季節となってまいりました。地域によって色づきの時期は様々ではございますが、標高の高い場所から順次色づいてくる秋の紅葉。標高2,000m級の山岳高原地帯で一足早い秋の色づきを楽しんでみてはいかがでしょうか。今回のカタスミ日記は、万座エリアと渋峠の紅葉の風景をご紹介いたします。

 

万座ハイウェーから万座温泉へ紅葉ドライブに出かけよう

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/160sec 30mm

 万座ハイウェーは、プリンスホテルの運営する全長20㎞ほどの有料の自動車専用道路で、群馬県嬬恋村と万座温泉を結んでおります。

 基本的には、嬬恋村の料金所から標高1,800m付近の万座温泉まで一気に駆け上がる道路となっておりますが、時折開ける視界からは、高原の絶景を目にすることもできる道路となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/500sec 50mm

 標高が高い地域から順番に紅葉は色づいてまいりますが、10月上旬から中旬にかけて美しい紅葉を楽しむことができるエリアとなっております。

 万座ハイウェーを嬬恋村より万座温泉方面に上ってゆきますと、中腹に位置します標高1,400m付近のところに嬬恋牧場が沿道にございます。

 牧場となりますので、高原でのどかに放牧されている動物を観ることもできますし、レストハウスで食事や喫茶などを楽しむこともできるようになっております。

 その美しい風景や愛らしい動物などから、多くのドラマやプロモーションビデオなどのロケ地ともなっている嬬恋牧場でございますが、敷地内に設置されております「愛妻の鐘」は多くの観光客が訪れます有名スポットとなっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/640sec 30mm

 こことは別に嬬恋パノラマラインには「愛妻の丘」なる場所もございまして、嬬恋村では「愛妻」アピールが感じられるスポットがいくつかございますが、嬬恋村は、その名の由来となります「妻恋しい村」、ヤマトタケルノミコトが愛妻家宣言をした場所としましても有名な村となっております。

 少し話が脇道にそれてしまいましたが、嬬恋牧場の営業期間は例年4月中旬より11月中旬までの朝9時より17時までとなっております。

 無料の駐車場があり、入場も無料となっておりますので、万座ハイウェーをドライブする際は、是非とも訪れておきたいスポットかと思われます。

 ただ、コロナウイルス影響により、営業見合わせとなっておりますようでございますので、お出かけの際は関連施設のHPなどで最新情報をご確認の上、お出掛けになられますようお願い申し上げます。

 嬬恋牧場より万座ハイウェーを更に進みますと、万座しぜん情報館(群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣2401付近)が設置されております。

 広めの無料駐車場と綺麗な公衆トイレも併設されており、休憩がてら立ち寄ってみるのも宜しいかと思われます。駐車場の奥の方まで進んでまいりますと、空吹と呼ばれる万座温泉にある岩場から水蒸気を含んだ火山性ガスが吹き出しているスポットもあり、自然を感じる事のできますスポットとなっております。

 辺りには硫黄の匂いが漂い、生きている地球を肌で感じられますが、その岩場に流れている小川が何とも言えない独特の色をした青色の水で、筆者は万座温泉を訪れましたら必ず立ち寄らせていただくスポットとなっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F5.6 1/100sec 50mm

 

牛池のリフレクション紅葉は必見の穴場スポット

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/125sec 30mm

 万座エリアと言いますと、スキーか温泉か、というイメージを持たれる方も多いかと思われますが、秋の紅葉の時期にお勧めしたいスポットが万座温泉の牛池。

 一周200mほどのこじんまりとした池で、比較的混雑の少ない穴場的なスポットかと思われます。

 牛池の水は酸性のため魚が生息しにくく、水の透明度が高く、風のない日にはリフレクションが非常に美しい池となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/80sec 50mm

 万座プリンスホテルさんの隣に位置しておりますので、比較的解りやすい場所かとは思われますが、道路脇に観光用の3台ほど停められそうな駐車スペースが設置されております。

 牛池の紅葉の見頃の時期としましては、例年10月上旬から中旬にかけてが見頃の時期となっております。

 非常に静かな場所になりますので、都会の喧騒を離れて、空気の綺麗なところでのんびりした時間を過ごしたい方には、お勧めのスポットかと思われます。

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/125sec 50mm

 

日本国道最高地点の渋峠から見渡す秋の絶景

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/200sec 50mm

 さて、万座温泉より草津志賀高原道路(国道292号線)を長野方面に進みますと、標高2,172mに位置します日本国道最高地点となります渋峠に行くことができるようになっております。

 群馬県と長野県の県境に立つホテルとして有名な渋峠ホテルさんより数百メートル群馬県側に位置する場所に日本国道最高地点の碑が設置されており、記念撮影の人気のスポットにもなっております。

 碑の周辺は、数台の車が駐車できるスペースがございますが、そこより望む風景が他ではなかなか観ることのできない雄大な絶景となっております。

 一見、ここは日本?と言いたくなってしまうような絶景となりますので、万座エリアに足を運びましたら、是非とも渋峠にも足を伸ばしていただきたいところかと思われます。

 渋峠より見渡す芳ヶ平湿原の紅葉も素晴らしく、一度は観ておきたい紅葉絶景スポットになろうかと思われます。

 また、天候によりまして様々な表情を見せてくれます眺望となりますので一度ならず、何度でも観ておきたい風景かと思われます。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/500sec 30mm

 しかしながら、山の天気は変わりやすいところもございますので、雲行きが怪しくなりだしましたら数分後には霧の中、という事態になることも多々あり、お出掛け前にお天気を確認した上でお出掛けすることをお勧めいたします。

 渋峠(芳ヶ平湿原)の紅葉の見頃の時期としましては、例年9月下旬から10月上旬にかけてとなりますが、万座エリアや志賀高原エリアの紅葉も楽しみたい場合には、10月に入ってからが宜しいかとも思われます。

 尚、志賀高原各所の紅葉の色づき見頃状況につきましては、志賀高原観光協会さん運営のHP「志賀高原」内の「紅葉情報」のコーナーにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/200sec 50mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、万座エリアから日本国道最高地点の渋峠付近の紅葉を中心にお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 関東平野部よりも一足早く訪れる秋の紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2023.09.01記