アナベルの「白い絨毯」 相模原北公園あじさい園の絶景 2024年紫陽花の見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 神奈川県相模原市
梅雨時の花と申しますと紫陽花。日本各地に「あじさい寺」がございますが、静かな寺院の境内をしっとりと彩る紫陽花は初夏の風物詩となっております。そのような日本古来の紫陽花とは趣の異なる北米原産の紫陽花「アナベル」も近年では注目度が高まってきております。今回のカタスミ日記は、アナベルが一面に広がる紫陽花の名所、相模原北公園の絶景をご紹介いたします。
相模原北公園ってどんな公園?
神奈川県相模原市に位置しております相模原北公園は、雑木林を活用した総合公園で、緑の中を心地良く散策することができる公園となっており、また総合体育館やスポーツ広場など、市民がスポーツを楽しむこともできる市立の公園となっております。
雑木林の木漏れ日の心地良さもさることながら、相模原北公園では早春の梅の花に始まり、バラや紫陽花、ラベンダーや彼岸花など年間を通して季節の花木を楽しむことができるようにもなっております。
特に、春バラシーズンと紫陽花の時期には、たくさんの方が訪れます神奈川県内有数の人気の花の名所となっております。
相模原北公園のあじさい園の梅雨時の風景
相模原市では、あじさいが「市の花」にも制定されており、相模原北公園の他にも、相模原麻溝公園なども有名な紫陽花スポットとなっておりますほか、市内の道路には街路樹としましても紫陽花がたくさん植えられておりますので、街中で身近に紫陽花を楽しむことができる環境となっております。
相模原北公園では、あじさい園を中心に約200種、10,000株の紫陽花が植栽されており、早咲きのヤマアジサイに始まり、ガクアジサイや西洋アジサイ、遅咲きのアナベルなど色とりどりの紫陽花を楽しむことができるようになっております。
アナベルってどんな花?
梅雨時の紫陽花は、しっとりとして美しい色合いで、特に雨の日の美しさは特筆ものと申しますのが、一般的な日本的紫陽花の花の捉え方かと思われます。
しかしながら「アナベル」は、そういったイメージとは少々趣の異なる美しい白い紫陽花で、北アメリカ原産の品種となっております。
もともとは、アメリカ原産の野生種のワイルドホワイトハイドランジアを園芸用に品種改良しましたものでございますが、その純白の花は可愛らしく、最近は日本各地でアナベルを見かけることができるようになってきており、関東近辺では相模原北公園のほかにも埼玉県の権現堂公園や東京都のわんダフルネイチャーヴィレッジなどでもアナベルの花を楽しむことができるようになっております。
一般的な紫陽花の花は、例えば土壌が酸性かアルカリ性かによっても花の色が変わってくると耳にしたこともございますが、それに対しましてアナベルは、どの様な場所でも白い花を咲かせる事から、アナベルの花言葉は「ひたむきな愛」とされております。
アナベルの「白い絨毯」 相模原北公園 あじさいの見頃時期
さて、その様な相模原北公園ではございますが、紫陽花の見頃時期としましては、品種が多岐に渡るため6月上旬から6月下旬頃までが見頃の時期となっております。
まず初めに6月上旬にヤマアジサイが見頃を迎えまして、続きまして6月中旬にガクアジサイや西洋アジサイが見頃を迎えてゆきます。
注目の「白い絨毯」アナベルの見頃時期につきましては、その他の紫陽花よりも若干遅い6月中旬から下旬頃が見頃の時期となっております。
相模原北公園のアナベルは、立派な大きな花が多くなっておりますので、見頃の時期にはなかなかの見応えのございます風景が広がります。
尚、相模原北公園のアナベルほか紫陽花の開花状況につきましては、相模原北公園のFacebookアカウントにて開花情報を随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
相模原北公園 アクセスと駐車場
相模原北公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR相模線・京王電鉄相模原線橋本駅より神奈川中央交通バス(神奈中バス)にて「北公園入口」バス停下車、徒歩2分ほどとなっております。
神奈川県相模原市緑区下九沢2368-1付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、圏央道相模原インターより約4.5㎞、車で15分ほどとなっております。
公園には無料の駐車場も数ヵ所設置されており、第1駐車場は朝7時30分より22時まで、第2駐車場の方は、朝8時から19時まで(冬季は18時まで)となっており、アナベルの咲きますあじさい園へは第1駐車場の方が便利かと思われます。
尚、撮影目的で訪れます場合には、相模原北公園はバラ園とあじさい園では、三脚の使用が禁止されておりますので、ご注意の程お願い申し上げます(一脚につきましては、使用している方をちらほらお見掛けします)。また朝の早い時間帯はアナベルエリアは陰っておりますので、やや日が高くなってきました時間帯がお勧めになろうかと思われます。
終わりに
今回のカタスミ日記は、相模原北公園あじさい園の「白い絨毯」アナベルの咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
神奈川県内の紫陽花と申しますと明月院など鎌倉界隈の紫陽花が有名なところとなっており、大変混雑いたしますが、鎌倉程の混雑はなく、穴場的紫陽花スポットと申しましても宜しいかと思われますが、見頃の時期の週末などは駐車場が満車になることもございますので、お時間に余裕をもってお出掛けになっていただきますようお願い申し上げます。
2024.05.20記