【花だより】2025年7月7日現在 梅花藻(バイカモ)の開花状況 十日市場・夏狩湧水群 長慶寺(長慶禅寺)アクセスと駐車場 山梨県都留市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2025年7月7日に撮影いたしました長慶寺の梅花藻の開花状況をお届けいたします。
長慶寺(長慶禅寺)バイカモの開花状況
山梨県都留市に位置しております長慶寺(長慶禅寺)は、ルーツは天台宗でございますが、1570年(元亀元年)に改宗しました臨済宗の禅寺となっております。
長慶寺のございます夏狩地区は、豊富な湧水を身近に感じられる地域で、「十日市場・夏狩湧水群」は平成の名水百選にも選出されている湧水となっております。
長慶寺とその周辺では、清流にしか育成しないと言われますバイカモが群生し、涼し気に咲く白い花は夏の風物詩となっております。
梅花藻(バイカモ)は、キンポウゲ科の多年草で、冷涼で流れのございます清流にしか育たず、多くの地域で絶滅危惧種にも指定されます希少な水草で、小さな白い花が梅の花に似ていますことから「梅花藻」と名付けられております。
梅花藻が見られますスポットとしましては、滋賀県米原市醒ヶ井宿(醒井)の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近県では都留市の長慶寺のほかには、静岡県三島市の三島梅花藻の里と源兵衛川などでも梅花藻の花を楽しむことができるようになっております。
長慶寺の梅花藻の見頃の時期としましては、例年5月下旬から9月頃まで楽しむことができると言われておりますが、7月上旬頃が見頃のピークとなる年が多いかと思われます。
今回のカタスミ日記は、2025年7月7日に長慶寺を訪れてみましたので、写真を交えながら、梅花藻の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
先ずは参拝者用無料駐車場に車を駐車し、本堂に参拝いたします。
本堂のすぐ前には、眼鏡池(薬師洗眼の水)がございまして、梅花藻を見ることができるようになっております。
薬師洗眼の水の梅花藻につきましては、7月7日現在、見頃の開花状況となっております。
次に道路の向かい側にございます「八大竜王」傍の池の梅花藻の開花状況でございますが、池の隅の方で白い梅花藻が咲いておりますが、例年のように池全体に藻が張っておらず、少々寂しい雰囲気となってしまっております。
また、本堂前の側溝の梅花藻につきましては、満開の開花状況ではございますが、僅かに見頃のピークは超えてしまっている印象となっておりますので、気になられます方はお急ぎになられました方が宜しいかと思われます。
最後に、長慶寺の梅花藻のメインの見どころとなっております薬師霊命水源でございますが、こちらの梅花藻につきましては、満開の開花状況となっており、見頃のピークではないかと思われます状況となっております。
2025年7月7日現在の長慶寺の梅花藻の開花状況としましては、エリアによりまして開花状況に差がございますものの、全体としましては見頃の開花状況となっており、涼し気に咲く可憐な梅花藻の花を楽しむことができる状況となっております。
夏狩湧水群 長慶寺 アクセスと駐車場
長慶寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、富士急行線十日市場駅より約1.2㎞、徒歩にて20分ほどとなっております。
山梨県都留市夏狩240付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道都留インターより約4.7㎞、車で10分ほどとなっております。
本堂前に参拝者用無料駐車場が設置されておりますが、周辺道路は狭小な道路となっておりますので、車の運転にはご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2025年7月7日現在の長慶寺の梅花藻の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
暑い日が続いておりますので、水辺散策で涼を感じてみてはいかがでしょうか。
2025.07.15記

