醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川の梅花藻(バイカモ)2024年見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 滋賀県米原市

 暑さの厳しい季節となってまいりましたが、清流に涼し気に可憐な花を咲かせる梅花藻。清流にしか育たない希少種でございますが、霊仙山の豊富な湧水が流れる醒井宿では梅花藻の花が夏の風物詩となっております。今回のカタスミ日記は、醒ヶ井宿のバイカモの咲く風景をご紹介いたします。

 

醒ヶ井宿(醒井宿)ってどんなところ?

SIGMA sdQuattroH iso160 F7.1 1/13sec 200mm

 滋賀県米原市に位置しております醒井は、古代より交通の要所であり、江戸時代には中山道の61番目の宿場町として栄えた地域となっております。

 現在でも宿場町の面影は残っており、宿場町特有の通りの両側に建物が軒を連ねる美しい街並みとなっておりますが、醒井宿は地蔵川に沿うように宿場町が形成されております。

 宿場を切り盛りした「問屋場」が残っており、歴史的な見どころもございます醒ヶ井宿でございますが、全国的に有名なところとなっておりますのは、地蔵川に生育する「梅花藻」。

 地蔵川は醒井の地名の由来にもなっております「居醒の清水(いさめのしみず)」を源流とし、「居醒の清水」につきましては、「平成の名水100選」にも選定されておりますほか、中山道醒井宿は、琵琶湖とその水辺景観・祈りと暮らしの水遺産の構成文化財としまして2015年(平成27年)には「日本遺産」にも指定されております。

 因みに現在は、「醒井(さめがい)」が地域の名称となり、「醒ヶ井」はJRの駅名という扱いになっておりますようでございます。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/50sec 24mm

 

バイカモってどんな植物?

SIGMA sdQuattroH iso160 F6.3 1/80sec 200mm

 バイカモは、キンポウゲ科の多年草で、初夏から初秋にかけまして1cmから2cmほどの梅に似た白い花を咲かせますことから「梅花藻」と名付けられた水草となっております。

 本州以北に広く分布はしておりますが、冷涼で流れのございます清流にしか生育しないことから、希少な植物で、多くの地域で絶滅危惧種にも指定されている植物となっております。

 バイカモの見られます場所としましては、滋賀県米原市醒井(醒ヶ井)の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近県では、山梨県都留市の長慶寺や静岡県三島市の三島梅花藻の里、福島県郡山市の清水川などでも楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso125 F7.1 1/30sec 125mm

 

醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川 梅花藻の見頃時期

SIGMA sdQuattroH iso125 F7.1 1/15sec 54mm

 醒井宿では、宿場町を流れる地蔵川の約500mに渡ってバイカモが群生し、国内有数の梅花藻の群生地となっております。

 醒ヶ井宿の地蔵川の梅花藻は、例年5月中旬から9月の長期に渡り花を咲かせますが、見頃の時期としましては、7月下旬から8月下旬頃が見頃の時期となっております。

 尚、醒井宿の地蔵川の梅花藻の開花状況につきましては、(一社)びわ湖の素DMO【米原駅観光案内所】さんのInstagramアカウント(@biwako_no\moto\dmo)にて開花情報を随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/4sec 18mm

 

醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso125 F8 1/13sec 18mm

 醒ヶ井宿の地蔵川へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線醒ヶ井駅より徒歩にて数分(「醒ヶ井駅前」交差点より1本南側の道路を東方向へ)。

 滋賀県米原市醒井615-9付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、名神高速米原インターより約2.6㎞、車で5分ほどとなっております。

 観光用の駐車場としましては、上記住所付近のJR東海道本線醒ヶ井駅前駐車場(30分無料、1日最大400円)となっております。

 また、例年、梅花藻が見頃の時期には、JR醒ヶ井駅より東へ約300m、国道21号線沿いに無料臨時駐車場が設置されますので、気になられます方は関連施設のHPなどをご確認の程お願い申し上げます。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/4sec 21mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、醒井宿地蔵川の梅花藻の咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 涼し気に咲く梅花藻を眺めながら、のんびりと宿場町の散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2024.06.21記