【花だより】2022年5月10日現在 春バラの開花状況 大磯城山公園・旧吉田茂邸地区のバラ園 アクセスと駐車場 神奈川県大磯町
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年5月10日に撮影いたしました大磯城山公園・旧吉田茂邸地区のバラ園の開花状況をお届けいたします。
大磯城山公園・旧吉田茂邸地区のバラ園 春バラの開花状況
神奈川県大磯町に位置しております大磯城山公園は、約7haの「旧三井別邸地区」と約3haの「旧吉田茂邸地区」の2つのエリアから成っている公園となっております。
国道1号線を挟みまして北側(山側)が旧三井別邸地区、南側(海側)が旧吉田茂邸地区となっており、今回訪れました旧吉田茂邸地区は、内閣総理大臣を務めました吉田茂が晩年を過ごした邸宅となっております。
吉田茂は、「日本ばら会」の会長を引き受けたこともあるほどのバラ好きで、邸宅内にバラ園も造り、当時は千を数えるバラが咲き誇ったと言われております。
当時のバラ園がございました場所は、現在では駐車場として整備され、バラ園自体の規模は縮小してしまっておりますが、バラ園と駐車場の周りのエリアで現在でも、バラの花を楽しむことができるようになっております。
現在、大磯城山公園・旧吉田茂邸地区で植栽されておりますバラにつきましては、当時吉田茂が好んだ品種が植えられており、特に大型で華やかな花を咲かせる品種が多くなっております。
大磯城山公園・旧吉田茂邸地区のバラ園の春バラの見頃の時期としましては、例年5月上旬から6月上旬頃となっており、知る人ぞ知るバラの名所となっております。
今回のカタスミ日記は、2022年5月10日に大磯城山公園・旧吉田茂地区のバラ園を訪れてみましたので、写真を交えながら、春バラの開花状況をお届けしてゆきたいと思います。
大磯城山公園・旧吉田茂邸地区のバラの植えられておりますエリアとしましては、大きく分けてバラ園と駐車場の周りの2か所になろうかと思われます。
まずは駐車場側から春バラを楽しんでまいります。
駐車場は、国道一号線沿いに位置しておりますので、1号線を走っておりますとバラがたくさん咲いております風景が目に飛び込んでくるかとも思われます。
つるバラ系が満開で見頃を迎えている開花状況となっております。
駐車場の入口ゲート付近には、「プリンセスミチコ」がたくさん植えられており、華やかなゲートとなっております。
また、駐車場の出口ゲート付近には、白いバラが植えられており、こちらのバラは満開で見頃となっております。
基本的には駐車場を囲むようにバラが植えられており、歩道も設置されておりますので、車の行き来をそれほど気にせずにバラの花を楽しむことができるようになっております。
こちらは真っ赤な花が咲き誇っております「マリアカラス」。
ピンクの可愛らしいつるバラ「コンラート フェルディナント マイヤー」。
2022年5月10日現在の大磯城山公園・旧吉田茂邸地区の駐車場側のバラの開花状況につきましては、バラ園側よりも開花が進んでおり、ほぼ満開に近い状況で、見頃の開花状況となっております。
次に、バラ園に向かいます。
広くはございませんが、緑豊かな地域に咲く秘密の花園的な雰囲気も感じられるところかと思われます。
写真の淡いピンクのつるバラが「スパニッシュ ビューティー」、色鮮やかな方が「つるマリアカラス」となっております。
満開の「スパニッシュ ビューティー」。
なかなかの花の密度感で、つるバラの垂直的な視覚に訴える春バラの風景となっております。
決して広くはないバラ園ではございますが、ベンチなども設置されており、バラの花に囲まれて優雅な時間を過ごすことができるようにもなっております。
こちらは「プリンセスミチコ」。
駐車場側とバラ園側の両方に植えられており、駐車場側の方はかなり咲いてきておりますが、バラ園側のプリンセスミチコは殆ど咲いていない開花状況となっております。
ゴージャスな雰囲気の「クイーンエリザベス」。
大磯城山公園・旧吉田茂邸地区のバラ園のバラの種類としましては、17種類程と多くはございませんが、吉田茂が好んだ品種が植えられており、華やかでゴージャスな品種が多くなっております。
平和への願いが込められて名づけられました「ピース」も大輪を咲かせております。
鮮やかな色合いの「マリアカラス」。
大柄な花が多い中、小ぶりな花をたくさん咲かせております「ピノキオ」。
真っ赤な花が印象的な「コンラート アデナウアー」。
ピンクの色合いが美しい「マーガレット」。
今回は時間の都合もあり、公園全体を散策する余裕がなく、バラ園のみの観賞となってしましましたが、バラ園のすぐ奥手には「兜門」もございます。
兜門は、サンフランシスコ講和条約の締結を記念して建てられた門となり、別名「講和条約門」とも言われております。
2022年5月10日現在の大磯城山公園・旧吉田茂邸地区の春バラの開花状況としましては、駐車場側とバラ園側で開花状況に差があり、駐車場側では、8分から9分咲き程度の開花状況で、見頃、バラ園側では、3分咲き程度の開花状況となっておりますが、つるバラに限りましては、駐車場側、バラ園側両方ともほぼ満開で見頃の開花状況となっております。
大磯城山公園 アクセスと駐車場
大磯城山公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線大磯駅より、二宮行き、西公園行き、もしくは大磯プリンスホテル行き神奈川中央交通バス(神奈中バス)にて約10分、「城山公園前」バス停下車、徒歩3分ほどとなっております。
神奈川県中郡大磯町西小磯418付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、小田原厚木道路大磯インターより約3.3㎞、車で10分ほどとなっております。
大磯城山公園の旧三井別邸地区の駐車場につきましては、第1駐車場が平日無料、土日祝日が1時間300円(以降延長料金あり)、開門時間は8時30分から17時までとなっており、第2駐車場につきましては終日無料となっております。また、旧吉田茂邸地区の駐車場につきましては、平日無料、土日祝日が1時間300円(以降延長料金あり)、開門時間は9時から17時までとなっております。
今回のカタスミ日記は、知る人ぞ知るバラの名所、大磯城山公園・旧吉田茂邸地区の春バラの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.05.11記