【花だより】2022年8月21日現在 棚田の見頃状況 「日本の棚田百選」 姨捨の棚田 アクセスと駐車場 長野県千曲市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年8月21日に撮影いたしました姨捨の棚田の見頃状況をお届けいたします。
「日本の棚田百選」姨捨の棚田 見頃状況
長野県千曲市に位置しております姨捨の棚田は、千曲川と善光寺平を一望することのできます斜面に広がる棚田となっており、「日本の棚田百選」に選出されておりますほか、棚田としまして初めて「国の名勝」にも指定、また「日本遺産」にも認定されております美しい棚田となっております。
姨捨の棚田は、古くは室町時代末期から出現したとも言われておりますが、江戸時代に本格的な棚田の開発が行われました歴史のある棚田となっております。
約75haの山の斜面に1,800枚とも言われております大小様々な形の棚田が広がりますが、そのうち64.3haは重要文化的景観の選定区域にもなっております。
棚田自体の美しさもさることながら、古より「田毎の月」と呼ばれます名月スポットとしましても有名で、特に5月下旬頃の田植えの時期の水の張った田んぼに映り込む月が美しく、松尾芭蕉などもこの地の名月の句を残しております。
今回のカタスミ日記は、2022年8月21日に撮影いたしました姨捨の棚田の稲穂の見頃状況を写真を交えながら、お届けしてまいりたいと思います。
姨捨の棚田を車で訪れます際には、特に初めて訪れます場合に悩むのが駐車場の有無ではないかと思われます。
具体的に申しますと、観光用の無料駐車場が2か所設置されており、車でのアクセス自体には困ることはないかと思われますが、2か所の駐車場は、棚田の下の方と、棚田の上の方にそれぞれ設置されております。
棚田の下の方の駐車場(新雲井橋近く)は、千曲市街地方面から向かいますと最初に現れます「棚田の駐車場」となりますので、多くの方が利用しております駐車場で、棚田のすぐ近くに位置しております。
こちらの駐車場は、棚田のすぐ近くに設置されておりますが、棚田の下の方に位置しておりますので、見晴らしの良いエリアまでは棚田の中の坂道農道をひらすら上ってゆくこととなってしまいますので、のんびりと散策したい方にお勧めの駐車場となっております。
もう一つの無料駐車場は、千曲市日本遺産センター(旧おばすて観光会館)の駐車場となり、棚田に面してはおりませんが、標高の高い場所になり、散策路(農道)を通って、見晴らしの良いポイントまで比較的楽に向かうことができる駐車場となっております。
今回は、千曲市日本遺産センターからすぐ向かいの長楽寺に参拝しつつ、棚田も散策してまいりました。
先ほどの写真は長楽寺の本堂となっておりますが、こちらは懸造りの観音堂となっております。
写真左側にせり出すように見えております岩が、姨石となり、裏手から姨石の上に上ることができ、見晴らしの良い眺望を楽しむこともできるようになっております。
山門と月見堂。
こちらの山門の外側に続く散策路(農道)を200mほど上ってまいりますと、眺望の良いスポットに向かうことができるようになっております。
坂道の散策路(農道)を上って行く途中にて、ここはまだ本格的な棚田風景ではございませんが、絵になる風景を楽しみながら散策することができるようになっております。
棚田の中に建つ休憩小屋、姪石苑付近からは、この様に眼前に棚田が広がり、遠くには千曲川と善光寺平も一望することができるようになっております。
姪石苑から坂を上って行き、標高の高いエリアにやってまいりますと、更に棚田が重なるように眼下に広がります。
写真中央に写っております建物が、姪石苑の建物となっております。
更に標高の高いエリアまでやってまいりますと、東屋も設置されており、眺望の良い風景を楽しみながら休憩することもできるようになっております。
農作業をしている人かと思いましたら、かかしでございました。
2022年8月21日現在の姨捨の棚田の見頃状況としましては、一面に広がる金色を楽しむには少々早すぎたようで、稲穂が垂れてきてはおりますものの、まだ金色には至ってはおりませんが、風になびく緑の稲を楽しむにはそろそろ終盤になってこようかという雰囲気となっております。
「日本の棚田百選」姨捨の棚田 アクセスと駐車場
姨捨の棚田へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR篠ノ井線姨捨駅より約1㎞、徒歩にて10分ほどとなっております。
長野県千曲市大字八幡4993-1付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、長野道姨捨スマートインターより約2.6㎞、車で10分ほどとなっております。
観光用の無料駐車場が2か所設置されており、標高の低い場所に設置されております新雲井橋付近の駐車場と標高の高い場所の千曲市日本遺産センター(旧おばすて観光会館)の駐車場となり、簡単に見晴らしを楽しみたい場合には、上記住所の千曲市日本遺産センターに車を駐車し、徒歩にて長楽寺経由で棚田まで散策してまいりますのがお勧めになろうかと思われます。
今回のカタスミ日記は、2022年8月21日現在の姨捨の棚田の色づき見頃状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.08.24記