氷室椿庭園 200品種を超える椿の名園 2025年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 神奈川県茅ヶ崎市
昭和初期の別荘文化の残る茅ヶ崎市。現在では閑静な住宅地となっております一角に氷室椿庭園がございます。今回のカタスミ日記は、200種類以上の椿が植栽されております氷室椿庭園の椿の咲く風景をご紹介いたします。
氷室椿庭園ってどんなところ?
神奈川県茅ヶ崎市に位置しております氷室椿庭園は、三井不動産元副社長氷室捷爾(しょうじ)ご夫妻の庭園をご遺族の方が市に寄贈され、1991年(平成3年)に開園しました200種以上の椿を楽しむことができる庭園となっております。
椿が有名な氷室椿庭園でございますが、氷室夫妻が住居としておりました建物も価値あるのものとしまして、2018年(平成30年)に国の登録有形文化財にも指定されております。
建築面積152㎡の木造2階建ての1935年(昭和10年)に建築されました旧氷室家住宅主屋が、昭和初期の別荘建築の様相を伝える建物として評価されたものとなっております。
氷室椿庭園 椿の見頃時期
氷室椿庭園では、約250品種、1,000本を超える椿を楽しむことができ、2,800㎡の庭園に所狭しと椿の木が植えられております。
中でも白や淡桃色の地に紅色の絞りが入っておりますオリジナル品種「氷室雪月花」は有名なところで、上品な佇まいの花は訪れる者を魅了して止みません。
氷室捷爾氏は氷室雪月花だけでなく、様々な椿を交配し、氏が作出しました40品種の椿は、2024年(令和6年)4月に(公社)日本植物園協会により、未来に残すべき園芸文化遺産「茅ヶ崎市氷室椿庭園 氷室氏作出ツバキコレクション」としてナショナルコレクションにも認定され、それらを一堂に楽しむことができる貴重な庭園となっております。
また、氷室椿庭園では、様々な品種の椿が植栽されておりますので、品種により開花時期が異なり、比較的長い期間に渡り椿の花を楽しむことができるようになっております。
氷室椿庭園の椿の見頃の時期としましては、2月下旬から4月上旬頃と言われておりますが、見頃のピークの時期としましては例年3月中旬から3月下旬頃が最盛期となり、零れんばかりの椿の花を楽しむことができるかと思われます。
また、通常月曜日が休園日となっておりますが、見頃の時期に合わせまして、3月は無休で開園となっております。
尚、氷室椿庭園の開花状況に関しましては、タイムリーに発信されておりますものが見当たらず、SNS等の投稿を参考にするしかない現状になろうかと思われます。
氷室椿庭園 アクセスと駐車場
氷室椿庭園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線茅ヶ崎駅より約1.2㎞、徒歩にて20分ほどとなっております。
神奈川県茅ヶ崎市東海岸南3-2-41付近
入園は無料となっておりますが、月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始は休園日となっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます(ただし、3月は無休)。
開園時間は、朝9時から17時までとなっております(5月~1月は10時より16時まで)。
尚、駐車場につきましては基本的にございませんので、公共交通機関にてのアクセスが基本となろうかと思われますが、自家用車にてアクセスする場合には付近のコインパーキングのご利用をお願い申し上げます。(身体障がい者用駐車場は敷地内に2台分用意されておりますが、ご利用の際は事前予約が必要となっております。)
付近のコインパーキングとしましては、三井のリパーク茅ヶ崎東海岸南1丁目駐車場(神奈川県茅ケ崎市東海岸南1-9-4)などとなっており、距離にして約400m、徒歩5分ほど離れた場所となっております。
終わりに
今回のカタスミ日記は、氷室椿庭園の椿の咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
それほど広い庭園ではございませんが、所狭しと色とりどりの椿が咲き競い、種類が豊富で飽きることなく椿の花の観賞を楽しむことができるかと思われます。
2024.10.06記