秦野の「あじさい寺」 蔵林寺のあじさい見頃時期とアクセス 神奈川県秦野市

 各地で紫陽花の見頃を迎えております6月中旬になりましたが、今年はなかなか紫陽花の花を撮影する機会に恵まれておりません。そのような状況の中、先日午後から半日時間が作れましたので、秦野市の「あじさい寺」蔵林寺に参拝してきました。全国的に有名な紫陽花スポットとは言い難い部分もありますが、丹沢の山々を背に綺麗な空気の中に佇む蔵林寺をご紹介いたします。

 

秦野の蔵林寺を訪ねて

SIGMA DP1 iso100 F8 1/250sec 16.6mm

 今回、少し時間ができましたので、秦野市の「あじさい寺」蔵林寺に参拝してきました。

 蔵林寺は、曹洞宗のお寺さんで、室町時代に堀山下の寺屋敷に開かれた古刹になります。

 現在の地には、文明年間(応仁の乱が起きた応仁年間の次の元号)に移されたとこ事です。

 また、江戸時代には、米倉丹後守の庇護を受け、米倉氏の菩提寺とされ、現在も境内の中の小高い丘の上に米倉氏一族の墓地もあります。

SIGMA DP1 iso100 F8 1/200sec 16.6mm

 

参道に咲くあじさいが美しい蔵林寺

SIGMA DP1 iso100 F11 1/125sec 16.6mm

 さて、そのような縁起の蔵林寺ですが、秦野市内ではちょっとした紫陽花スポットとして有名なお寺さんです。

 秦野市内の紫陽花スポットと言いますと、5,000株の紫陽花が咲き誇る県立秦野戸川公園が有名ですが、その秦野戸川公園から徒歩10分ほどでしょうか、丹沢の山々を背に静かに佇む蔵林寺があります。

 紫陽花の株数が多いとか、一面に広がる紫陽花の花とか、お寺さんを取り囲む紫陽花の花という様な雰囲気ではありませんが、蔵林寺の参道沿いに、100mほどの区間でしょうか、美しい紫陽花が植えられています。

SIGMA DP2 iso200 F13 1/60sec 24.2mm

 丹沢の緑の山々、そこに美しい彩の紫陽花の参道。お寺さんという事もあり、どこか俗世離れした雰囲気を感じてしまうのは自分だけでしょうか。

 決して大規模ではありませんが、その美しさにゾクッとする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 自分はこの空気感に打ちのめされました。紫陽花は見頃を迎えておりましたが、昨日は残念ながら雲が多く、どんよりとした一日となってしまいましたが、少しでも青空の見えている瞬間を狙って撮影してみました。

SIGMA DP1 iso100 F7.1 1/320sec 16.6mm

 もう少しじっくりと腰を据えて撮影したかったところではありましたが、時間の都合でそれほど撮影に時間をかけられなかったのは、少々心残りのある部分です。

 ただ、写真でお伝えするのは難しい場面でも、生でその空気感を感じるのは全くの別物で、この美しい世界観を観られたことに感謝しつつ、参拝を済ませました。

2023年6月15日現在 最新開花状況

SIGMA DP2 iso200 F13 1/15sec 24.2mm

 

蔵林寺 アクセスと駐車場

SIGMA DP1 iso200 F11 1/30sec 16.6mm

 蔵林寺へのアクセスは、公共交通機関では、小田急線渋沢駅より、神奈中バス「大倉行き」にて「蔵林寺」バス停下車、参道を100mほど。

 徒歩10分ほどの所に、県立秦野戸川公園も位置しており、セットで紫陽花観賞を楽しむこともお勧めかと思われます。

 神奈川県秦野市堀山下1153付近

 ナビ通りに進みますと、蔵林寺裏手の道路に案内される場合がありますので、ご注意ください。事前に、参道への入り口を地図でご確認される事をお勧めいたします。特徴的な石門が参道への入り口の目印になります。

 15台ほどの参拝者用駐車場も完備しておりますが、参道の奥手にあり、やや狭い参道を車で進むことになりますのでご注意ください。

2023年6月15日現在 最新開花状況

 

終わりに

 今回は、時間の都合であまり撮影に時間を割くことができませんでしたが、神奈川近辺ではそろそろ紫陽花の花もピークを迎えたのかと思い、人の少ない混み合っていない場所で、何とか紫陽花観賞をしたいと思いまして、秦野市は蔵林寺に参拝させていただきました。

 生憎のお天気ではありましたが、以前より観てみたかった光景が目の前に広がる姿は感動で、心が洗われる様でした。

 2020.06.23に撮影したもので、記載の内容につきましては、撮影当時の情報となりますので、ご理解の程お願い申し上げます。詳しい情報につきましては、関連施設のHPなどをご確認をお願いいたします。

 使用機材 : SIGMA dp1、SIGMA dp2