空気感が美しい秋の紅葉 色づく室生寺の景色 奈良県宇陀市
すっきりとした秋晴れの日が恋しいはっきりしないお天気が続いておりますが、今回は以前に参拝させていただきました奈良県は室生寺の秋の紅葉の色づく風景をお届けしたいと思います。その昔、高野山が女人禁制で女性の参拝が許されなかった時代に女性の参拝も受け入れておりました室生寺は「女人高野」の別名で女性に限らず現在でも多くの参拝客が訪れます。その秋の室生寺の風景をSIGMAのミラーレス一眼sdQuattroで切り取った模様をお届けいたします。
女人高野 室生寺へ参拝

その昔、高野山が女人禁制だったことに対し、室生寺では女性を含め広く参拝を受け入れていたことから、「女人高野」の別名で知られております。
もともとは奈良時代の末期に創建された古刹で、現在は真言宗室生寺派大本山の寺院となっております。

境内には、法隆寺に次ぐ古塔と言われております国宝の五重塔や、金堂、本堂なども国宝指定を受けていますほか、弥勒堂は重要文化財としましても登録されております。
境内には貴重な建造物や仏像が多数保管されておりますが、指定を受けている受けていないに関わらず、境内の厳かな空気感、質素な雰囲気を持つ美しいお堂、信仰の対象としましての参拝が第一だとは思いますが、そのような美しい境内の様子に魅了される場所でもあります。
特に紅葉の時期の秋の色づく風景は美しく、多くの参拝客で賑わう寺院となっております。

色づく秋の室生寺の紅葉風景
今回は、SIGMAのミラーレス一眼sdQuattroを片手にスナップした様子をお届けしてゆきたいと思います。

付近の有料駐車場に車を駐車し、木々の色づきに期待が高まるところであります。
駐車場より室生寺までは室生川に沿って数百メートル徒歩にて向かいますが、川沿いのもみじも色づき、美しい紅葉を観せてくれます。

室生川にかかる太鼓橋。川の左手が室生寺の境内となり、右手にはお土産物などの店舗が多数ある門前町となっております。

太鼓橋を渡り、室生寺境内の方に進み、参拝します。

仁王門につきましては、比較的最近の建造のようですが、色づくもみじが美しく、是非とも足を運んで参拝していただきたいところかと思われます。

仁王門から本堂へは、石積みの階段の鎧坂を上ってゆきますが、この鎧坂も赤く色づくもみじが美しく、見事な紅葉を楽しむことができるようになっております。

本堂、金堂、弥勒堂は派手さはありませんが、歴史を感じさせてくれる美しいお堂で、色づく紅葉がよく映えます。

本堂前にあります池に映り込む紅葉。

室生寺の紅葉の見頃の時期としましては、例年11月中旬から12月上旬が見頃の時期となっております。
秋の室生寺の参拝は、美しい紅葉を楽しむことができますが、どこかしらしっとりとした雰囲気があり、静かな紅葉を楽しみたい方にはお勧めのスポットかと思われます。

室生寺 アクセスと駐車場

室生寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、近鉄室生口大野駅より室生寺前行き奈良交通バスにて終点「室生寺前」バス停下車、徒歩5分ほどとなっております。
拝観時間は、朝9時より16時まで、入山料は600円となっております。
奈良県宇陀市室生78付近
自家用車にてアクセスの場合は、名阪国道針インターより県道28号線経由で30分ほどとなっております。
付近に有料の大駐車場がありますので、自家用車にてのアクセスも容易かと思われます。
参考情報
今回は、以前に奈良県の室生寺に参拝した際にスナップしました秋の紅葉の風景をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
よく手入れの行き届いた木々の紅葉は美しく、非常に感動したことを覚えております。
SIGMAのミラーレス一眼sdQuattroでのスナップ撮影ではありましたが、今回も赤みが強く出すぎてしまう傾向にありましたので、色温度を相当下げて現像処理を行っておりますが、美しい色合いが出せたのではないかと思われます。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2020.09.20記