2022年 「遠州の小京都」森町のあじさい寺 極楽寺の紫陽花 見頃時期とアクセス、駐車場 静岡県森町
遠州の小京都として親しまれております森町に佇む「あじさい寺」極楽寺。行基開創の古刹となり、「極楽へゆく人の乗る紫の色なるあじさいの花」と行基が 詠んだ事に因んで植えられております紫陽花。毎年6月には約1万3千株の紫陽花が極楽寺を彩ります。今回のカタスミ日記は、極楽寺の紫陽花の咲く風景をご紹介いたします。
実谷山極楽寺ってどんな寺院?
6月に入りますと各地で紫陽花が見頃を迎えます。日本各地には、「あじさい寺」と呼ばれる寺院も多数存在し、梅雨時のジメジメした空気にしっとりとした美しい彩を奏でてくれるシーズンでもございます。
遠州の小京都として親しまれております森町では、あじさい寺としまして極楽寺が有名なところとなっており、紫陽花が見頃の時期になりますと多くの拝観客で賑わうスポットとなっております。
極楽寺は、養老年間に行基によって開創された古刹となり、また、ご本尊とされる阿弥陀如来像は行基自らの作と言われております。
行基と言いますと、階層を問わずに民衆にも広く仏教の布教に努めた奈良時代の僧侶で、奈良の東大寺大仏の造立にも重要な役割を担っていた人物でございます。
その様な実谷山極楽寺ではございますが、一時荒廃し、寛永6年に再興され現在に至っていると言われており、遠州三十三観音霊場の33番札所にもなっております。
紫陽花の見頃を迎えます6月には、境内を様々な種類の紫陽花がしっとりと色を添える風景は美しく、静かな佇まいに花を添えてくれております。
「あじさい寺」極楽寺の紫陽花 見頃時期
極楽寺の紫陽花は、30種類以上の多様な紫陽花が植えられており、境内を所狭しと約13,000株の紫陽花が覆いつくしております。
本堂前の庭園のみだけではなく、本堂裏手の山にも遊歩道が整備され紫陽花の花を愛でながら参拝することができるようになっております。
極楽寺の紫陽花の見頃時期としましては、その年の気候にも左右されますが、例年6月上旬から咲き始め7月上旬頃まで楽しむことができるようになっております。
森町の澄んだ空気にしっとりと咲く紫陽花の花は美しく、静かに落ち着いて紫陽花を観賞することができるスポットになっております。
極楽寺 アクセスと駐車場
実谷山極楽寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、天竜浜名湖鉄道遠江一宮駅より徒歩20分ほどとなっております。
静岡県周智郡森町一宮5709付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、新東名森掛川インターより約6.2㎞、車で10分ほどとなり、参拝者用の無料駐車場も完備しております。
拝観時間は、朝9時から17時までとなっており、拝観料は500円となり、紫陽花の見頃の時期は無休とされておりますが、お出かけになる際は事前に関連施設のHPなどにてご確認の程お願申し上げます。
終わりに
今回のカタスミ日記は、境内を埋め尽くす紫陽花が美しい遠州森町の極楽寺の紫陽花の咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
しっとりとした雰囲気の中で紫陽花観賞を楽しむことができるスポットかと思われます。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.05.23記